誕生表製作① うめ先生の製作レッスン
今日は新人さんのご相談から・・・
「お誕生表つくってね」「壁面環境つくってね」
と言われても・・・
何をどうしたらいいのかわからない。
年度末の諸々や新年度の準備で先輩方は忙しそうで、相談するタイミングがつかめない。
と、緊迫した様子で個別相談に来られた新人保育者さんが数名。
なるほどなるほど。
製作が好きだったり慣れてたりすると、その指示で動けるけど・・・
初めてだったり、苦手だったら、何をどうしていいのかわからないのかもしれないですね。
ということで緊急企画!!
うめ先生の製作レッスン 誕生表製作①
「誕生表を作るために最初にすること」
1、誕生表を貼る場所を確認しよう
誕生表は通常年間を通して貼ったままにするので、事情がない限りは1年間同じ場所に貼り続けることになります。
一人担任であれば自分でどの場所に貼るのが良いか決めましょう。
複数担任であれば一緒に組んでいる先生方と相談して決めましょう。
横長のスペースなのか縦長のスペースなのか
広いのか狭いのか
誕生表を貼る場所を決めることでどのようなものを作るのか、飾ったらどのような漢字になるのか、イメージがつかみやすくなります。
2、どんな誕生表にするか決めよう
製作が得意な方は貼るスペースが決まっただけで、自分なりのイメージがわくかもしれませんが、何から始めていいかわからなかったあなたが自分で誕生表をデザインするのは難しいと思います。
そんなあなたは、保育情報誌を参考にしましょう!
学研さんのPiccoro、世界文化社さんのPriPri、チャイルドさんのPOT。
保育業界にいてこれらの情報誌を知らない方は少ないかもしれませんね。
(学生さんは是非購読してみましょう!)
その保育情報誌の4月号は誕生表が別冊で特集されていることがほとんどです。
今年度のものでなくても構いません。
園にあるもの、図書館にあるものでもいいですし、バックナンバーから購入することも可能です。
とにかく誕生表の特集をみて、その中から一つ選び同じ物をつくりましょう!
(慣れるまでは誕生表に限らず、壁面環境も保育情報誌に紹介されているものをそっくりそのまま真似て作ることをおすすめします。)
※誕生表を選ぶのにはいくつか大切なポイントがあります。
①子どもの年齢に合った雰囲気のものを選ぼう
全体的にあどけなさを感じる作りのものは乳児さん向けです。
(乳児さんにおすすめ!の表記がある場合もあるよ。)
逆に絵が複雑でパーツが細かいものや、お話を題材にしているものなどは幼児さん向けです。
自分のクラスの年齢に合っているかを吟味してみてね。
②他クラスの誕生表と同じものを作らないように気をつけよう
同じものを作ってはいけない!と厳密に言われることはないかもしれませんし、意図せず他クラスと被った場合は仕方ないとして寛容に対応してくれる園もあるかもしれませんが、出来れば作る前に確認して被らないよう配慮はしたいです。
私が就職した幼稚園はマンモス園でクラスも多かったのですが、同期の先生が先輩と同じ誕生表を作ってしまい作り直しをさせられるということがありました。
新人のうちは特に先輩先生方とのコミュニケーションが難しく、そんな状況に陥りやすいので要注意です。
それとなく尋ねてみたり、作業の様子を見させて頂いたりしましょう。
(本当は先輩側が配慮してあげられるといいですね!)
③作りやすさの難易度や作業効率を考えてみよう
パーツの大きさや個数によって難易度や作業効率に違いがあります。
大きな同じ形のパーツが多いと簡単に作れます。
大きなパーツは切りやすいし、同じ形のものは重ねて切ることが出来るので効率がいいのです。
小さくて色んな形のパーツが多いものは、逆に作業に時間を取ります。
製作が得意な方は気にしなくても大丈夫ですが、苦手な方は大きめのパーツで同じ形のものが多いようなイラストを選ぶといいですね。
(※動画の方が説明がわかりやすい項目です。文章をみてピンと来なかった方は動画をみてね。)
④自分が気に入ったものを選ぼう!(重要ポイント)
「これ可愛い!これ作りたい!」
そう思えたものを作ることはとっても大事です。
なぜなら、作るときに楽しいからです。
そして、出来上がったときに嬉しくなるからです。
この気持ちは製作を好きになる秘訣です☆
もうこれでいいや。
簡単そうだし、これにしとこ。
先輩に勧められたやつでいいや。
そんな「なんとなく」の気持ちで選んだものを作ってもちっとも楽しくないんですよ。
自分が気に入ったものを作りましょう!
3、型紙を準備しよう
作る誕生表を決めたら、それを作るための型紙を用意します。
型紙は誕生表を作るとき(色画用紙を切るとき)の大きさや形の目安にするものです。
参考にする誕生表の写真を拡大コピーしてもいいですし、巻末にある型紙のページを拡大コピーしてもいいです。
ただ型紙ページのコピーをする際は作るときに注意が必要です。
(詳しくは作り方を説明するときにお伝えしますね。動画では説明しています。)
そして拡大コピーするときの倍率!!!
これがとても難しくて失敗しがちなんです。
私は計算が苦手なので一度適当な倍率でコピーしてから徐々に壁面の大きさに合わせるようにしていますが、計算で倍率を出すことも出来ます。
作りたい場所の大きさ ÷ 元の大きさ = 倍率
100センチ角の壁 ÷ 20センチ角の誌面 = 5(500%の倍率)
拡大コピーをして型紙を準備したら必ず貼る壁面に実際にあててみて、確認をしましょう。作った後で小さすぎたり大きすぎたりということに気付くと大変です。(作り直すのは嫌だよね?)
4、色画用紙を用意しよう
見本に忠実な色を揃えると失敗がありません。
参考にする情報誌の画像と見比べながら色を揃えましょう。
どうしても揃えられない色は似たような色に置き換えてみましょう。
5、製作に必要な道具を用意しよう
誕生表や壁面環境の製作に必要な物は、
・ハサミ
・のり(場合によっては両面テープ)
・ボールペン(極細ではないものが良い)
・ホッチキス
そして作業効率をあげるためにゴミ箱も近くに用意しておきましょうね。
6、まとめ
ここまでが誕生表をつくるときに最初にすることです。
簡単なように感じるかもしれませんが、どれをつくるか選ぶ作業は時間がかかるものですし(性格にもよりますが笑)、型紙の拡大コピーも誕生表によっては枚数が多く大変になります。
慣れるまでは大変かもしれませんが頑張りましょうね!!
☆動画の方が見やすい方はこちらをどうぞ~
保育情報誌を見せながらの説明なのでわかりやすいと思います。
☆うめ先生の製作レッスン②まで待てない方はこちらも参考にしてね↓
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