あなたのひとことで救われる人もいる!
今回も私の新人教諭時代の話・・・
時は12月。
「新人」という初々しい呼び方も少しずつされなくなってきた頃でした。
「挨拶が足りない」というお叱りを受けたのです。
マンモス園ですし、もしかしたらこちらが気付かなかった保護者がいたのかも?
最初は軽く考えていたのですが、そのお叱りは連日となり、ついには「クレームが来てる!」とまで言われてしまったのです。
「挨拶が足りない」の意味がよくわからないながらも、クレームが出るほどに何かをしてしまっているらしい自分。
自分の行いを振り返ることしかすべがなく、
保護者の顔を一人一人思い浮かべてみたり、一人も漏らさずに挨拶をしたかチェックしたりもしました。
降園後にある課外教室のコーチに媚びる親しげに話しかける先輩の姿に、「あれが私に足りない挨拶なのか??」と考え込んだりもしました。
しかし「挨拶が足りない」の意味もわからず、ましてやクレームの出所もわからず、先輩に尋ねても「自分で考えなさい」と言われる始末。
「挨拶は誰一人と逃すまい」と神経質になり、逃さずに挨拶をした相手に対して「この人がクレームの出所なのでは?」と不信感を抱くようになっていました。
そして何も状況が変わらないまま冬休みになり、新年。
(時期がずれててすみません・・)
友人、幼稚園の先生達、保護者、子ども達からの年賀状に混じって、
幼稚園バスの運転手さん(バスの先生と呼んでいました)からも年賀状が来ていました。
太い毛筆で力強く書かれていたひとこと。
私はそれをみて思わず号泣してしまいました。
朝いちばんの元気なあいさつ、ありがとう。
年賀状には達筆でそう書かれていたのです。
定年後の余暇に運転手の仕事をして下さっていたバスの先生。
見てくれている人はいる。
わかってくれる人はいる。
応援してくれる人はいる。
味方してくれる人はいる。
そう思えて、張り詰めてきた緊張も周囲への不信感もスーーーっと消えてしまいました。
「私の挨拶を喜んでくれる先生がいる!!」
すっきりとした気持ちで始まった3学期。
何も状況は変わってないはずなのに、不思議と「挨拶が足りない」というお叱りはなくなっていました。
結局真相は今でもよくわからないのです。
いじめられてたのかも?しれません。
でもいいんです。
おかげで私は、頂いた言葉をこんなにも喜ぶことが出来ました。
自分を見つめなおすことも出来ました。
明るい気持ちを取り戻すことが出来ました。
その年賀状は子ども達にもらった手紙と共に大切にしてあります。
さて。
今回私は、新人時代の愚痴を書きたかったのでありません。
ありがとう、重ねて伝えてちょうどいい - うめ先生の保育士ブログ
後輩を指導する言葉に必要な5つの鍵 - うめ先生の保育士ブログ
↑前の記事の反響が大きく、コメントやLINE@へのメッセージを多く頂いたのですが、
中には、理不尽な先輩(否定的な言動をし指導した気になっている)と、それに悩み心を痛めている後輩との板ばさみになっている方からのメッセージもありました。
傷付く後輩を助けたい、でも自分にとっても上の立場であるその先輩に意見出来ない。
後輩が辞めてしまうのではないか、心を病むのではないかと心配もしている・・・
そんな真ん中の立場にいるあなた。
あなたへ伝えたかったのです。
あなたに出来ることはあります。
何もかもは出来なくても、何かは出来ます。
見てくれている人はいる。
わかってくれる人はいる。
応援してくれる人はいる。
味方してくれる人はいる。
私のようにささやかなひとことで頑張れることだってあるんですよ。
今日私が伝えたかったのは、そのことです。
どうか忘れないでいて下さい。
あなたに出来ることはあります!
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