うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

保育科への入学までにしておくと良いこと 高校生のあなたへ

ブログ読者さまからの就職内定報告がたくさん届くのと同じように、「保育科の大学(短大)に合格しました!」というご報告も少しずつ届くようになりました。

そんな時期なんですね~。

みなさん、「子どものときから夢だった保育士に近付いてきました!」「両親の反対にもめげず受験しました!」と書かれていて、「そうかそうか!頑張ったんだね~。これからが楽しいね~」と気持ちを共有させて頂いています。

合格おめでとう!!心から応援していますよ。

 

頂いたメールは一つ一つ大切に読ませて頂いているのですが、大抵の方が「入学までに出来ることはしたいんです!」「やるべきことがあったら教えて下さい!」とも書かれていて、その熱意に胸を打たれます。

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受験を終えたばかりなのに偉いな~、ひとやすみしてもいいんだよ、とも思いますが、せっかく今やる気に満ちているのならばと、私が「入学までにしておくといいよ」と思うことを書いてみます。

 

4月から本格的に専門的な勉強が始まりますし、今絶対にしておくべき!ということではありませんが、「何か頑張りたい」というあなたは挑戦してみるといいと思います。

 

うめ先生流 保育科への入学までにしておくと良いこと(高校生編)

1 ピアノを習おう

前置きに「してもしなくてもいいよ」と言っておきながらナンですが、、

もしあなたが、幼少期からピアノを習っていて初見でどれだけでも弾けます!耳コピだってお任せあれ!!というほどにピアノに長けていないのならば、習いに行くことを強くおすすめします。

 

入学の時点でピアノ初心者でも単位の取得が出来るように保育科の授業は構成されていますが、家での練習は必須です。自分だけで頑張ることも可能ですが、事前に習い始めておくことでゆとりも出来ますし、その道のプロに習えば上達も早いです。

保育学生を教えているピアノ教室に行くとピアノ講師の先生から適切な教本や楽譜を教えて頂けると思います。そういった先生でなければバイエルと童謡を同時に取り組むといいと思います。

また進学する学校に知り合いや先輩がいるようであれば、あらかじめ授業でつかうピアノ教本を教えてもらい、それをベースにして習うという方法もあります。

 

とにかくピアノ初心者がピアノの単位を取得するということは、努力ゼロでは不可能です。繰り返しになりますが、一日でも早くピアノを習い始めたほうがいいですよ。

 

ピアノに長けている方は、その点心配不要です。言うまでもないと思いますが指が鈍らない程度に弾くくらいで大丈夫です。

 

2 絵本を知ろう、音読しよう

あなたは絵本が好きですか?絵本を持っていますか?

子どものときから大事に持っているという方も、そうでない方も、たくさんの絵本を読みましょう。図書館で借りてもいいですし、買ってもいいです。(少しずつでいいので買い集めることを私はおすすめしています。)

どんな絵本があるのか、どんな絵本が人気なのか、どんな絵本が自分は好きなのか、絵本の世界を楽しみながら絵本の知識を増やしてみましょう。

 

小学校の頃は国語の宿題で音読があったと思いますが、あなたは得意でしたか?保育者になれば絵本は毎日1冊以上必ず読みます!

子どもたちが惹きつけられるような読み方は授業で習っていくと思いますが、その前に音読に慣れておくといいですね。

文字をたどたどしく読んだりつっかえながら読んだりしていては困りますので、声に出して読む練習をしてみて下さい。そしてその際、絵本は子どもたちに読み聞かせるように持ってください。(絵本のページを自分に向けて開くのではなく、目の前に向けて開く。)意外と最初は難しいんですよ。

 

3 手遊び歌を知ろう

手遊び歌とは、歌に合わせて指を動かす遊びのことです。これも保育者にとっては必須アイテムで、手遊び歌を子どもたちとしない日はないくらいです。手遊び歌についても授業で習いますが、たくさん知っておいて損はないので今のうちから少しずつレパートリーを増やせるといいですね。

手遊び歌の本もたくさん出ているのですが、図解されていてもわかりにくいです。最初は手遊び歌の動画などで覚えた方がイメージがつかめると思います。

 

私もYouTubeうめ先生チャンネルで手遊び歌を配信しているので、是非参考にしてくださいね。

YouTubeうめ先生チャンネル↓

www.youtube.com

 

4 保育教材をつくってみよう

保育教材、といわれると難しく感じてしまうかもしれませんね。

手袋シアターやペープサートなどそれぞれの特徴や作り方は入学後しっかり習います。なので作ることが好きな方は挑戦するといいですし、苦手な方は無理することはありません。

どんなものを作るといいかは難しいと思いますが、大きな書店にいくと保育書籍のコーナーにたくさん、保育教材に関する本が出ています。

私も保育教材に関するセミナーをしていますが、動画で配信しているものもあります。

また「うめ先生の個別相談」では保育教材作りのアドバイスも行っていて、一緒に作るものを考えたり、作り方を教えたりもしていますよ。

高校生は初回無料なので、是非利用してみて下さいね。

 

 5 先輩の話を聞こう

もし自分の進む学校の学科に知り合いがいるのであれば、話を聞いてみるといいですね。学校のこと、先生のこと、ゼミのこと、実習のことなど。

参考になる話がきっとたくさんあると思います。

もちろん地元から離れたところで進学する場合などは、話を聞きたくても難しいと思います。そんな場合は無理することはありません。4月から自分で知っていくこともまた新鮮で楽しいと思います。

 

6 お金の知識を正しく得よう

突然保育のことから離れますが、大事なことだと思っています。

あなたはお金に関する知識がどれくらいありますか?

貯蓄のこと、銀行のこと、保険のこと、年金のこと、クレジットカードのこと、投資のこと・・・。そして正しいお金の使い方について。

お金について話をするのは恥ずかしいことのように思われ敬遠されがちですが、お金がなければ私たちは生活が出来ませんよね。

お金についての学びは学生時代にしたほういいと言われ、その為の書籍もたくさん出ています。

(お金の勉強をしたい大学生におすすめの本はまとめサイトも出ています。中にはマンガで書かれているものもありますよ。要チェックです!)

 

高校生までは保護者によって生活が守られていたと思いますが、大学の資金からは奨学金により自分で!という方もいるのではないでしょうか?

また、中には4月から親元を離れて生活するという方もいることでしょう。

まだまだご両親からの援助はあるかもしれませんが、社会人として独り立ちをする直前にまで来ているのです。しっかりと正しい知識を持っておきましょう。

 

実際に就職してからは新しい環境に溶け込むことや、仕事を覚えることに必死でお金の勉強をゆっくり始めましょう!という余裕はないかもしれません。今のうちに勉強しましょうね。

 

7 社会経験をしてみよう

アルバイトでもボランティア活動でもいいので、社会経験をしてみましょう。

学校では出会うことがなかった年齢層の方やタイプの方、いろんな方との出会いがそこにはあると思います。人との出会いや新しい経験には必ず学びがあって、目に見えないあなたの財産になります。

保育に関係しないことでも構わないです。自分が興味あると思うことを何かしてみましょう。

 

8 体力づくりをしよう

「若いので自信ありまーす!」と言われてしまうかもしれませんが(笑)

保育の仕事はとても体力を使います。広くはない園庭でも疲れ知らずの子どもたちと鬼ごっこで一日走り続けると、その日はくたくたです。

赤ちゃんクラスでも、おんぶにだっこで立ちっぱなしということだってあります。

そして何より心配なのが、保育施設は病気が流行りやすいという点です。免疫力の弱い子どもたちはすぐに流行り病にかかりますし、それをもらう学生さんもいます。

ですが体力づくりをしっかり行い免疫力をあげることが出来れば、多少は防げるようになります。

ジムやヨガなどの教室に通ってもいいし、自分で毎日運動したって構いません。しっかり体を動かして体力をつくりましょう!

 

9 友達との時間を大切に

一番お伝えしたいことです。

保育科、特に短期大学はカリキュラムがみっちりと詰まっています。命ある小さな人を預かり育む仕事です。小さな人は、その両親が自分の命より大事にしている宝のような存在です。そんな重大任務を担えるようになるための勉強をたった2年でするのですから、一日みっちりと講義が詰められています。長期休みも多くは実習になります。

全く友達と遊べないわけではないですが、一般的な大学生のようなゆとりある時間はあまりありません。

だからこそ、今、友達との時間を大事にして欲しいです。

(もちろんお友達の受験状況は考慮してね。)

 

お喋りに明け暮れる時間でも、くだらないことをして、ただただ笑いあうだけの時間でも、友達と作ったその一瞬はかけがえのない時ですよね。

今はまだ日常に思えるかもしれないそのひと時は、段々と贅沢なものへと変わっていくんですよ。

でもね。今、しっかり味わっておけば、それはいずれあなたの糧となります。

 

今だから得られる時間を大切にして下さい。

これは大人が、これから大人になろうとするあなたへ絶対に伝えたいことなんですよ。

 

◎さいごに

現在、保育の仕事はあまり良い評価がなされていません。

「保育士になろうとしてるのに反対された」という相談も増えてきています。

確かに、低月収?劣悪な人間関係?過重労働?それでいて命を預かるという重責・・・。ニュースをみていても前向きな話はあまり聞かないですよね。

 

でもね。これだけは言わせて。

保育は本当に喜びの大きな仕事なんですよ。

給料とか待遇とかそいういう諸々すべて全部差し引いても、子どもたちと過ごす時間の楽しさ、素晴らしさ、喜びの大きさははかり知れないものがあるんです。

 

だからどうかその喜びを知るに至るまでは、頑張って欲しいです。

反対されても、落ち込むことがあっても。

この道を進むのはあなたです。

 

 

応援しています。心から。

 

 

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中高生はまずLINEやSNSからご連絡下さいね。

(業務に差し支えるようなことがあれば中止も考えていますのでいまのうちにどうぞ)

よろしくお願いします。