後輩を指導する言葉に必要な5つの鍵
先日新人時代に学んだこととして
という記事を書いたのですが・・・
書きながら・・・
と考えていました。
と言うのも新人だった当時は、先輩や園長先生の指導の真意がわからず・・・
と、思っていたのです。
(同じような状況の方からコメントやLINEたくさん頂きました!)
当時はそのお礼を巡って叱られたこと以外にも何かと、
このように指導を受けていたわけです。
指導・・・?
正直これは指導ではないと私は思うのです。
(ただの否定やん・・・と)
謝罪して。謝罪してきて。
感謝の気持ちが足りない。反省の気持ちが足りない。
常識としてどうなの。
ありえない。
私達が新人の頃は・・・。
という言葉たち。
その言葉から、先輩の教えや気持ち、真意を察するには
まだまだ若く、幼く、未熟だったのです。
あの頃、
先輩の指導がこういうものだったら、無闇に自己否定せず、必要な限りの自信を失わず、学べたように思うのです。
つまり私は、指導を受けた立場として、先日の記事のように学んだのですが、
後輩を指導していく者としての学びも得たのです。
後者の学びは、後輩が私と同じような思いをしないための後輩指導についてです。
今回はその学びをシェアしたいと思います。
うめ先生流
後輩を指導する言葉に必要な5つの鍵
さて、私が受けてきた言葉を先ほど紹介しましたね。
これは、私のもとへ相談に来てくれる先生方からもよく耳にするワードなんです。
同じように言われたことがある方もいるんですね。
謝罪して。謝罪してきて。←命令
感謝の気持ちが足りない。反省の気持ちが足りない。←勝手な推察
常識としてどうなの。←否定
人としてありえない。←侮辱
私達が新人の頃は・・・。←自分や人との比較
いかがでしょう?
命令、勝手な推察、否定、侮辱、自分や人との比較。
これは人にされて良い気分にはならないですよね。
むしろすご~~く嫌な気持ちになると思います。
このいや~~~な気持ちから学びを得ようとはなかなか思えないのが正直なところだと思います。
嫌な気持ちや理不尽な気持ちばかりが残り、「嫌なことを言われた、理不尽な扱いを受けた」としか思えなくても無理はない気がするのです。
では、そうならないためにはどうしたらいいのか。
命令、勝手な推察、否定、侮辱、自分や人との比較をもう少しプラスの効果のある行為に変えたらいいのではないかと思うのです。
1寄り添い
保育を学んだみなさんが、子どもたちに対して無意識にしていることです。
どうしてこんな行動をしたんだろう?
こう思ったのかな?こうしたかったのかな?
理解しようとし、共感し、寄り添いますよね?
子どもに対してそれをするのは、子どもを愛し、大切に思い、信頼関係を築きたいからです。後輩に対しても同じじゃないでしょうか?
2提案
後輩に対して「命令」をするということは、後輩より自分を上に思っているということです。確かに年齢あるいは経験、勤続年数などが上だから、先輩なのです。
でもそれはあくまでそういった指標の元にあるもので、人としての在り方に上も下もないはずです。
そう考えたら命令するのはおこがましいと私は感じます。
「こうしたらどうかな?」
それは命令ではなく提案であるべきです。
3アドバイスをする
先輩だからこそ後輩より余分に経験して得た知識や経験は、後輩のそれと比較し否定したり蔑んだりするものではありません。
それはむしろ参考にしてもらえるように開放した方がいいと思うのです。
これは失敗したよ、これはうまくいったよ。
先輩の実直な経験からのアドバイスは、どんな書籍よりも役立つものになるはずです。
4真意を伝える
何を言いたいのか、何を学んで欲しいのか、それをしっかり伝えることこそ指導の言葉が心に伝わるポイントに思えます。
表面的な言葉や態度から、それを得ていくのは難しいです。
私が先輩に嫌われていると思っていたように、大事なことが伝わらないどころか逆効果になってしまうことだってあるのです。
5励ましも添えて
誉められたり認められたりすると、嬉しいですよね。
ちょっとしたことでも、そして本人が大したことだとは思っていないことでも、頑張っているところや素敵なところを認め、応援していることを伝えると、それが勇気になったり力になったりするものです。
☆5つの鍵を使ってみると
実際にこの5つの鍵を使ってみると・・・
BEFORE
謝罪して。謝罪してきて。
感謝の気持ちが足りない。反省の気持ちが足りない。
常識としてどうなの。
ありえない。
私達が新人の頃は・・・。
AFTER
いかがですか?
スーーっと心に入りませんか?
◎まとめ
後輩指導のときの言葉で私が気を付けていることを書きました。
自分が指導を受けていて学んだこと(反面教師にさせてもらったこと)です。
まとめてしまえば、その人を否定しないということに尽きるのだと思います。
もちろん仲が良くて馴れ合いのようになっていくのも違うと思います。
素敵な先生になって欲しいからこそ、教えなければならないことはあります。
それを伝え方が悪かったがために、「素敵な先生に」という思いどころか関係を悪化させるようなことは避けたいですね。
一緒に働いてるんですから。
一緒に子ども達を育み導いていくんですから。
良い関係を築きましょう!
5つの鍵をお伝えしましたが、状況によってはあえてアドバイスをしない、あえて提案はしない、という場合もあると思います。
最初こそ1~10教えても、少しずつ自分で考えて欲しい、気が付いて欲しい、成長を願うからこそそういう状況を迎えることはあります。
ご自分達の状況を第一に、参考に出来る部分だけ参考にして頂けたら幸いです。
◎おまけ
後輩指導について考えたり悩んだりしている先生はこちらもどうぞ↓
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