うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

【製作】2・3歳児向け、てるてる坊主

てるてる坊主を作る機会も増えてくるこの時期、

クラスの製作としてさっそく取り組んだ先生もいるのでは?

 

 

 

私もよく子どもたちと作りました。

特に2・3歳児では、このような個性あふれるてるてる坊主に

一緒に作っていてどれだけ楽しませてもらったか!笑

 

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さて、

この「個性あふれる」は私が製作を考える上で

とても大切にしていることの一つです。

 

 

 

保育室に飾ったときに、

「かわいい」「きれい」

だけではなく

「その子らしさ」

しっかり出ているでしょうか?

 

 

 

また、てるてる坊主といえば日本人にとってとても身近なもの。

「明日晴れますように~」

そんな思いを込めて作るてるてる坊主。

 

 

 

2・3歳児の子どもたちにその身近さを伝えたいですし、

保護者にも「ご家庭でお子さんが自分で作れますよ~」と教えたい。

 

 

 

私はそのふたつを考慮して、2・3歳児のてるてる坊主は

「お花紙」

を使って作っていました。

 

 

 

カラフルできれいだし、

家庭にあるティッシュやキッチンペーパーと感触が近いですよね。

 

 

 

園に多くの色のお花紙がある場合は

なるべくたくさんの色を用意し、子どもたちが選べるようにします。

色味の種類がすくないときは2色選んで重ねると、新しい色が出来ますよ。

それは、お花紙のメリットでもありますね。

 

 

 

3歳児さんだと顔はマーカーで描けるかもしれませんが

(子どもたちの様子をみて判断します。)

2歳児さんには難しい作業です。

丸シールの黒と赤(赤は半円に切る)で目と口を貼る作業だと

子どもたちにちょうどいい活動になります。

 

 

 

好きな色のお花紙を選ぶ。

頭にする部分を丸めて、包む。

目と口をシールで貼る。(あるいはマーカーで描く)

 

 

 

オーソドックスなてるてる坊主の作り方ですが、

初めてのてるてる坊主であればそれがいいのではないでしょうか?

輪ゴムで留めるところは保育士が手伝うとしても、

とても個性豊かなかわいい、てるてる坊主がつくれますよ。

 

 

 

そして、子どもたちと保護者に

おうちでもティッシュなど使って作れることを教えています。

(保護者にはお花紙はコンビニやホームセンターに売ってることも念のため添えています。)

 

 

 

これらの配慮、

何もてるてる坊主に限ったことではありませんね。

 

 

 

子どもの製作は保育室や園を飾るためのものではないと思うんです。

あくまで、子どもたちのための製作であるべきです。

「かわいさ」「見栄えのきれいさ」

にとらわれて保育士の自己満足な作品にならないように気をつけたいですね。

 

 

 

そして、家庭との共有。

てるてる坊主のように家庭でも簡単に出来ることは、

なるべくお伝えしたいと思っています。

 

 

 

それは家庭でも作品作りを強いるためではなく、

こんなに身近なもので家庭でも楽しめるよー

ということを伝えるためです。

保護者によっては、家での子どもとの遊びに困っている方もいます。

園の様子からそのヒントをお伝えできると嬉しいですよね。

 

 

 

もちろん園ならではの活動もたくさんありますし、

それも子どもにとって大切な機会だと思っています。

 

 

 

 

あなたの考えた製作、

その子らしさ、出ていますか?

家庭との共有、

出来ていますか??