子ども一人一人をみるということ
今日の夕方、街中でこんな光景を目にしたんです。
街中なので園庭を持たない園なのだと思います。
おやつ後のお迎えまでの時間、公園で遊んだのでしょう。
(近くに大きめの公園があるんです。)
おそらく1歳児クラスなのですが、
お散歩カーには明らかに定員オーバーの子ども達。
狭くて苦しいのか、わんぱくな性格なのか、身を乗り出す子どもが一人。
他の子ども達も押し合っていて、保育者が「押したらだめよ~」的なことを言っています。
その後をまた別の保育者が、子どもふたりの手を引いて歩いています。
「はやくはやく、いそいでいそいで」
保育者はきっとゆっくり歩いているつもりなのだと思いますが、子ども達のペースとはいい難く、駆け足になるふたり。
手を繋ぐというより、引っ張っているように見えます。
おやつ後のひとときを、出来るなら戸外で思いっきり遊ばせてあげたい。
保育者の気持ち、よくわかります。
そして「思ったより遊び過ぎたかな、早く園に戻らないとお迎えの時間になっちゃうぞ」というちょっぴり焦る気持ちもわかります。
わかるんですけど、
やはりひしめき合ってる子ども達の安全性や、「かみつき」が起こりそうな状況への懸念。
せかすような言葉掛け、引っ張るような手の繋ぎ方。そして歩くペース。
保育士として見ていると
いや保育士でない道行く人たちから見ても
きっと言いたくなります。
非難したいのではないんですよ。
意識していないと、ふとしたときに表れることってありますよね。
保育士として、どんな一瞬も子ども一人一人をみるということ、大事にしましょうね。
忘れないようにしましょうね。
焦っている時も急いでいるときも。
そんな時こそ。