うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

うめ先生のこころざし

今日は、私のことを書こうと思います。

 

 

 

6カ所もの幼稚園保育園で

正規職員、臨時職員、パート保育士を経験してきたこと。

 

その中にはいわゆるブラック保育園もあり、

過労で病気になり保育士を休職したことがあること。

 

そのときには

「二度と保育士には戻らない」

と決め、一般職に就いていたこと。

 

だけどのっぴならない事情で復職することとなり、復帰してみたら

「やっぱり保育の仕事さいこ~~~やん!!!」

と保育職の魅力を実感出来たこと。

 

 

 

・・・・は、これまでの記事でちらりと覗かせてきました。

ですが、今なぜ現役で保育士をしていないのか・・・についてお話ししてきませんでしたね。

 

 

 

こんなにも魅力あり、大好きな仕事をなぜ今していないのか。

これを書くには、少し自分の私生活もお話しすることとなります。

 

 

 

先に書いた「のっぴきならない事情」

これはね、サクッと言うと、離婚調停・離婚裁判をすることになった・・・

ということなんです。

(もう6年前!?のことです)

 

 

 

ふたりの子どもを連れて家を出て、母子での生活を始めたのですが、

「親権」をめぐって折り合いがつかず、離婚調停が始まることとなりました。

 

 

 

どうしても親権が欲しかったので・・・

何としても子どもと暮らす権利が欲しかったので・・・

私は一般職より安定のある「保育士」に復帰することを決めました。

 

 

 

子どもを育てる「保育士」という仕事は、親権争いにおいて有利だろう・・・

というずるい気持ちもありました。

 

 

 

「二度としたくないと思った保育士」の仕事への復帰は、

そんな打算的な考えからでした。

(私のイメージと違ってガッカリした方、ごめんなさいね)

格好つけても仕方ないので、これが当時の本音です。

 

 

 

復帰してみたら、

「保育は私の天職なんだ」と気付きました。

子どもたちを育てながらも、その仕事の魅力を徐々に実感し、自分らしい仕事が出来るようになりました。

 

 

 

ですが保育に励む一方で、離婚調停は難航し、裁判へと切り替わりました。

調停も裁判も私に不利な結果が続き、家庭裁判所から高等裁判所へ・・・。

ただでさえ不利な状況でしたが、悪いことが続き、

「これを出したら勝てる!」というような大事な陳述書の提出が1日遅れ、高裁に受け取ってもらえなかった・・・という弁護士からの連絡。

 

 

 

高裁での結果を受けて、最初に息子が、その2ヵ月後娘が、

裁判所の強制執行により連れて行かれました。

 

 

 

最初から最後まで、ずっと不利な状況でした。

その理不尽さをどれだけ嘆いたかわかりません。

調停から裁判・・・2年の歳月を費やしました。

 

 

 

「子どもと暮らしたい」

そのために出来ることは何だってしました。

夜中まで弁護士さんと話し合いましたし、保育の仕事も手を抜きませんでした。

我が子たちとの時間も大事にし、時間があれば神頼み・・・。

 

 

 

でも結果は、駄目でした。

そもそもの裁判のきっかけや結果事由などは相手もあることで、

子どものことなので割愛しますが、

まさか連れて行かれるとは思っていませんでした。

 

 

 

保育士に復帰してそれまで、保育の喜びを感じながらも、私は思っていました。

「我が子がいなくなったら、今みたいに、よそ様の子どもを可愛がれないだろう」

 

 

 

ですが、違いました。

私は息子が連れて行かれ、ついには娘が連れて行かれた翌日。

いつも通り保育園に出勤し、いつも通り笑って「おもしろい保育」しました。

 

 

 

とても辛かった。

泣くに泣けない。

死ぬほどに辛いのに死ねない。(死んだら本当に会えなくなりますから!)

 

 

 

でもね、

いつも通り「うめせんせい」「うめせんせい」とまとわりつく子どもたちに

どれほどどれほど救われたか!

 

 

 

我が子がいなくなったら、よそ様の子どもを可愛がれない?

それは違いました。

むしろ逆でした。

我が子が離れてから、私にとって目の前にいる子どもはすべて我が子です。

クラスの子どもも、公園で見かける子どもも、道路ですれ違っただけの子どもも。

我が子のように愛おしく愛おしく愛おしく!大切になりました。

 

 

 

その後、元夫の再婚により、我が子と全く会えなくなりました。

(面会調停があるのは知っていますが、あえてしていません。今は)

 

 

 

それで考えたんです。

「このことは私にとってどんな意味があるのだろう」

 

 

 

これほど子どもが大好きな私が、我が子と暮らせない、

たくさんのお金と月日をかけた裁判で勝てなかった、

神様に頼んでも受け入れてもらえなかった、

それはなぜなのか。

 

 

 

考えて考えて出た結論は、

「我が子が今そばにいたら出来ないようなことを成し遂げなければならないのではないか」

でした。

 

 

 

そして

「そーだ!保育園をつくろう!」

と思いました。

 

 

 

そんなわけで、園を退職。

裁判でつくった借金を返しつつ、保育園設立のための資金を作りつつ、

保育園設立に向けて勉強をしました。

 

 

 

が!!!

「保育園作っても、先生あつまらないじゃん!!!」

という現実にぶち当たりました。

 

 

 

そして、

「保育園作る前に保育士さん増やす活動をしよう」

「保育士さんを増やす、保育士さんを支援する、そんな事業をはじめよう」

と思いつきました。

 

 

 

長くなりましたが、今ココです。笑

 

 

 

そんなことがあって、私は、

保育士支援事業「こころざしたもつ」を立ち上げました。

まだまだスタートしたばかりで、

保育士を増やすどころか、支援に結びついていませんが

これからだと思っています。

 

 

 

私は友達に「有言実行な性格が素晴らしい!」とよくほめてもらえるので

(いつも私を認めてくれる友人のみんなありがとう!)

あえて言葉にして、このブログを読んでいる皆様に宣言します。

 

 

 

「保育士を増やすべく保育士を支援する事業をおこないます」

 

 

 

離れて暮らす我が子に

(菜花と崇獅の淋しさを無駄にしないよう、ふたりに誇ってもらえる母であるよう)、

そして自分の名前「志し保つ」に誓って、この事業を成功させます!!!

 

 

 

 

 

 

余談ですが・・・

今、「保育士デザインルーム」と言う名前で

保育学生さんや保育士さんを対象に個別相談を受けていますが、

この個別相談で得た収益の1割を

「認定NPO法人フローレンス」が募っている「ひとり親家庭支援」に募金させて頂きます。

 

 

 

皆様に相談して頂けて得た収益をすべて自分の事業に費やすのではなく、

自分が賛同する事業への支援も少ないながら、させて頂きたいと考えています。

 

 

 

募金を募っている団体や事業はたくさんあるんですけど、

私も我が子が連れて行かれるまでは「母子家庭」として生活していたという経緯があり、

その「ひとり親家庭支援」の事業に賛同する思いから、募金先をここに決めました。

 

 

 

私の私生活を話すと、なんだかくらーーい気持ちにさせちゃうかしら・・・と躊躇する気持ちもあったのですが、

 

SNSやLINEのフォロワー様が増え(ありがとうございます)

「うめ先生って一体何者なん?」

「セミナーやら個別相談やら受けてお金儲けなん?」

「・・・と思ったら無償で手遊び配信?・・・一体何がしたいん?」

 

と疑問のお声も届くようになりましたので、

私の想い、私の志しを書かせて頂きました。

 

 

 

皆様を支援出来るよう、まい進して行きますが、

皆様には、私を応援して頂けたら(気持ちの面でね)嬉しいです。