子どもを惹きつける保育教材、作る上で大切なこと。
今日は私の学生時代の失敗談から・・・
「手作りの保育教材」というざっくりとしたテーマの課題でした。
この課題も、以前ご紹介したおりがみ帳を作らせてくれた教授の授業で出されたもので、私達が就職した後に役に立つよう考えての課題だったのだと思うのです。
短大2年の夏休みで実習もたくさん経験し、夢に向かって邁進中の時期でした。まだ今のように自分のアイデアで教材を作る技術がなかったので、自分なりに保育書籍を読み漁り頑張って作りました。
当時このことは大変ショックな出来事でして。
自分の作品すべての評価が低かったら諦めもつくのですが、私の作品を提出した友達の評価の方が高かったことが何より悔しくてたまりませんでした。
(それも自業自得なのですが)
さてみなさんは、どうして私の作品の方が評価が低かったかわかりますか?
私はこのことをずっと考えていて(根に持っていたわけではないつもりよ?笑)
最近教材作りをみなさんにセミナーで教えたり、販売するようになったりして気が付きました。
私が提出したエプロンシアターはストーリーもおもしろかったし、作品自体も丁寧に作ってありました。一方で友達に貸した仕掛けシアターは材料も画用紙1枚、すべて絵を描いたのみの作品。
自分の中の評価はエプロンシアターの方が上だったんですね。布を使っていて豪華ですし、時間も労力もかけていましたので。
でも教授の評価は仕掛けシアターが上でした。
それはなぜか。
画用紙1枚で作る仕掛けシアターの方が
独創性がある!(アイデアが斬新!)
これが理由だと思います。
この保育教材はそもそも誰のためにあるのか。
当然、子ども達です。
子ども達からすれば、「布で出来ているから豪華」とか「作るのに時間が掛かっているから立派だ」とか、そんなことは関係ないんですね。
その教材をみて「おもしろいか」「楽しいか」これに尽きるんです。
エプロンシアターや手袋シアター、ペープサート、パネルシアター。
どれもそれぞれにその教材の良い点、欠点があります。
時間やお金を掛けて自分の満足する教材作りをする、そのことを否定はしません。しませんが、せっかく作るのなら子ども達に喜んで欲しいですよね。
子ども達に喜んでもらうことを重視すると、やはり「おもしろさ(独創性)」を追及することをおすすめします。
時折手袋シアターばかりたくさん作ってくる学生さんがいます。
(ペープサートばかり数種類とかね)
常々お伝えしてますが、教材をたくさん持つことはいいことです。
ですがせっかく作るなら手袋シアターひとつ、ペープサートひとつ、画用紙シアターひとつ、というように教材の種類を変えてたくさん持った方が子ども達には新鮮味があっておもしろいと思いますよ。
これから保育教材を増やしていこうと思っている学生さん、先生方。
是非参考にしてみて下さいね。
あなたが子ども達のために素敵な教材を作れますように。
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