先輩幼稚園教諭の言葉から
さて最近、新人研修期間アドバイスを書いていたこともあり、幼稚園在職中のことをよく思い返しているのです。
幼稚園での新人指導はそれはそれは厳しかったのですが、実習中からとても優しく指導してくれる、大好きな先生がいました。
とにかく物腰が丁寧で優しいんです。
子どもにも保護者にも、そして後輩にも、とにかく優しく、一人一人との向き合い方がきめ細かく、丁寧な保育をする先生でした。
当然園長先生や主任先生からの信頼も厚かったです。
先生になったばかりなのに一人でクラスを運営しなければならない難しさもよく理解して下さり、たくさんの楽譜や遊びの本など提供してくれました。
子どものことも、保護者のことも、職員関係のことも、たくさんたくさん相談しました。
私の保育はこの先生の真似をするところから始まったような気がします。
そんな素晴らしい先生の呟いた言葉が当時とても印象的でした。
ちょうど今くらいの時期のことです。
あともう一冊、絵本を読んであげられたのではないか・・・
あともう一曲、歌を歌えたのではないか・・・
あともう一回、抱きしめてあげられたのではないか・・・
この幼稚園の保育時間は実質3時間くらいです。
まだ要領が悪い新人の私は、
「おっと!お帰りの時、絵本が読めない、読んだらバスに間に合わない!」
というような事態がたまにありましたが、その先生にはそんなことはありません。
そういうことではないのです。
周りから見て完璧な丁寧な保育をしていても尚、「もっとこう出来たのではないか」と振り返っているんですね。
先輩は言っていました。
年度末にいつもそう思う。
あと一冊、あと一曲、あと一回・・・。
だから日々の保育を丁寧にするよう心掛けてる。
それでもまた、年度末が来ると思う。
新人としての1年が終わろうとしている時期のことでした。
私はこのとき既に、この園の退職と転職先の保育園が決まっていたのですが、この先生のこの思いを最後の指導として、頂きました。
年度末に「もう少しこうすればよかった、こうしてあげたかった」と後悔することのないように。
日々の中で、「もう一冊、もう一曲、もう一回抱っこ・・・」
あなたも是非、心掛けてみて下さい。
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