うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

ある保育園の七夕まつり

もうすぐ七夕ですね。

保育のお仕事はたくさんの行事と向き合うお仕事でもあります。

f:id:umesensei:20190703170843j:plain

子どものときから星や星物語が好きだったからでしょうか?

彩られた笹の葉がきれいだからでしょうか?

それとも願い事を短冊に込めて祈ることが美しいからでしょうか?

理由はよくわかりませんがとにかく私は「七夕」が好きです。

 

昨日のメルマガ配信では内容を七夕にしたばかりに間違えて日付を「7月7日」にしてしまうくらい、七夕というと心が浮き浮きとしてしまいます。

(おっちょこちょいなところは直したいんですけどネ)

 

七夕はどの園も子ども達が笹飾りをして楽しむと思うのですが、その行事への取り組みは園によって様々だと思います。

地域の七夕まつりに参加する園もあれば、お誕生会や夕涼み会など他の園行事と併せて行なう園もあるでしょう。

私がこれまでに勤めた6つの園でも、七夕行事の活動は様々でした。

そんな中で、ある保育園の七夕がとても心に残っています。

f:id:umesensei:20190703171835j:plain

そう感じる七夕まつりだったので、今回はその様子をご紹介しますね。

 

子どもが参加出来る七夕まつり

 

★笹飾りはクラスごとに製作し飾っておく

笹飾りを七夕当日ではなく当日までに製作する園は多いと思います。

この園もそうでした。

年齢によって作るもの、作る数を考慮して作り、大きな笹に飾り付けをします。

 

短冊は各家庭に数枚配り、おうちで書いてもらっていました。

保護者の書いた子どもへの願いを見せてもらうことが、その時の楽しみでもありました☆

あたたかい気持ちを頂いたり、子ども一人一人の大切さを改めて実感出来たりする時だったんですね。

 

★七夕のおはなし(いわれ)も各クラスで

七夕のいわれや昔からの行事の取り組みなどは園の七夕まつりではしていませんでした。

織姫さま彦星さまのお話を園の集会の出し物として、保育者が劇やペープサートなどシアターにする園は多いと思うのですが、この園ではそれはクラスに委ねられていました。

年齢にあったおはなしが出来るように配慮して、私は年齢によって保育教材や内容をかえて準備しました。

 

★七夕まつり(園の集会)は七夕ソングの発表会

七夕まつりでは、クラスごとに七夕飾り(製作したもの)を紹介したあと歌の発表会をしていました。

この時間が何ともほのぼのして好きだったんです。

 

クラスによって発表する歌が違うのですが、小さいクラスの発表もおにいちゃんおねえちゃんが一緒に歌ってあげたり、頷きながら聴いてあげたりする姿がありました。

小さいクラスの子ども達が全園児の前で歌うのはきっとドキドキしますね。

そのことをおにいちゃんおねえちゃんは(経験から)知っているのです。

小さいクラスの子ども達も大きいクラスの子ども達の歌を体を揺らして楽しんでいました。

 

歌は毎年変更していいのですが・・・

参考までにある年のプログラムを発表しますね

 

0歳1歳児クラス きらきらぼし

2歳児クラス   ながれぼしとんでこい

3歳児クラス   お星さま

4歳児クラス   宇宙船のうた

5歳時クラス   見えていますか?お星さま

最後にみんなで  たなばたさま

 

★七夕メニューで給食も楽しい♪

給食のある園はどの園も行事のメニューが工夫されているのではないでしょうか。

星型に切り抜かれた人参が飾られた冷麦など七夕らしいメニューをみんなで美味しく食べました。

 

● おわりに・・・

いかがでしたか?

同じような取り組みをされている園もあるかもしれませんね。

 

私はこの園のクラスごとの歌の発表が、何だかとても好きだったのです。

「みんなで歌う」は他の行事でもよくしているのだけど、発表会形式(といっても堅苦しくはなく、家庭的な雰囲気)で行なうのは少しだけ特別な感じがして楽しかったのです。

ちなみにこの園は、クリスマス会もこの形式でした♪

 

笹飾りをして行事に因んだシアターをみんなで観る、それもきっと楽しい活動なんだけど、それを当たり前の流れにしてしまうと途端におもしろみが欠けてしまう気がするのです。

七夕は運動会や発表会と違って、園での取り組みはささやかになるかもしれません。

ですが、ささやかな行事も子ども達一人一人の心に残るものになるといいなと思います。

 

あなたの園、あなたのご家庭は、どんな風に七夕を過ごしますか?

よかったら教えて下さいね☆