保護者に喜ばれる連絡ノートの書き方
家庭と保育園をつなぐ大切なツール、連絡ノートの書き方について。
保育士のみなさんは、このような光景をみたことがありませんか?
そう!保護者にとって連絡ノートは我が子との空白の時間を知るとっても楽しみなもの。その楽しみなノートが、
こんな風にどの子にもあてはまるような、我が子の様子がはっきりしない内容だったらガッカリする気持ちわかりますよね?
では、どのような連絡ノートだったら喜ばれるのか。
連絡ノートの基本を理解しておきましょう。
連絡ノートとは、家庭と園で、こどもの様子(体調や成長など)を情報交換し、
把握し合うためのものです。
わかりやすい文章で
誤字脱字のないように書くのはもちろんのこと、
簡潔な文章で、丁寧に書きます。
忙しくても乱雑になることのないよう、心を込めて書きましょう。
誤解を招く内容、批判的な内容は書かない
そもそも文章でのやりとりは誤解を生みやすいものです。
不適切な表現のないよう気をつけます。
例えば保護者が
「最近ヒステリックで家で大変です!」
と書いていたとしても、それに対して保育士は
「園でもヒステリックですよ~」
などとマイナスなイメージのある表現を使うことはNGです。
保護者が子どもに対して使って良い言葉と、保育士が子どもに対して使って良い言葉は違います。保護者が読んだときに不快にならない言葉を選びましょう。
また、
「なかなか慣れず、試行錯誤しています」
「泣いてばかりです」
などの不安や心配をあおるような表現も避けましょう。
「早く慣れるように、色々試しています」
「泣いたときは保育士に抱かれて過ごしています」
同じようなことを言っていても、読み手の受け取り方は違うと思いませんか?
その日の子どもの様子を具体的に
遊びの様子、食事や睡眠、排泄の状況などを書くのが連絡ノートです。
簡潔であっても、保護者が読んだ時に、子どもの様子が目に浮かぶような内容を心がけます。
たとえば、
いかがですか?
子どもの様子が目に浮かびますよね?
これこそが、保護者の喜ぶ連絡ノートの最大のポイントです。
「これ書いてもいいのかな…」
と迷うことは先輩保育士に相談しましょう。
基本的に怪我をしたときなどは、ノートに記入せず、口頭で伝えるようにします。
個人ノートではなくクラスノートの場合
園によっては、個人の連絡ノートは乳児期のみに使用し、他は、クラスの活動を1冊のノートに書いて保護者に読んでもらうというシステムの園もあります。
この場合も、個人用連絡ノートを書く基本と同じです。
個人の特定が出来ない内容を書きますが、子どもたちがどんな様子だったのか具体的に、目に浮かぶように書きます。
実際に私の書いたクラス用連絡ノートがあります。
見にくくて申し訳ありませんが、子どもたちの様子が伝わることと思います。
まとめ
連絡ノートをアルバム同様、大切に保管している保護者もいます。
子どもの成長記録でもあるからです。
保育士も、心を込めて連絡ノートと向かい合うべきだと思います。
保護者に喜ばれる連絡ノート、さっそく明日から取り入れてみてくださいね。