うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

うめ先生の就活・転職に向けてのアドバイス

就職に向けてのことも多く頂きます。その代表的なものがこちら。 

 

幼稚園がいいの?保育園がいいの?どう決めたらいいの?

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 入ってから後悔したくない!

就職先を決める上での注意点や確認しておくことは? 

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転職について悩む方も多いですね。

年齢によって正規採用は難しくなりますか?

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私は過去の記事にも書いていますが、6カ所の幼稚園・保育園で働いたことがあります。当然その分、就職活動もしてきたわけです。

新卒で入った幼稚園含め社会人としての経験が浅かった頃は、自分が希望して就職したにも関わらず「こんなはずではなかった」「園のやり方が自分の保育観と合わない」なんて不満も感じて辛い思いもたくさんしました。

 

いくつかの保育園で働くうちに、だんだんと自分に合う園とはどういう園なのか、自分の求めている働き方との折り合いが合う園を探すことの大切さなどがわかるようになりました。

 

今日は就職や転職に悩むみなさんにそんな私の経験を踏まえたアドバイスをさせて頂きたいと思います。

 

うめ先生の

就活・転職に向けてのアドバイス!!

◎保育園か幼稚園かという問題

幼稚園と保育園。私は両方で働いたからこそ思うんです。似てるようで大きく違います。作られた目的がそもそも違うので、当然と言えば当然ですよね。

「保育園で働こうか、幼稚園で働こうか。」と悩むあなたは保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得見込だと推測できますので、「保育園と幼稚園の違い」当然言えますよね??まずは今一度その違いをしっかりと理解しておかなければなりませんよ。

 

保育園と幼稚園、実習は両方に行きましたか?頭の中でその違いを理解することも大切ですが、実際に先生としてその場に行くことで、肌で違いを感じることが出来ると思います。(実習が一度だったり短かったりすると慣れることに必死で違いを感じるどころではないかもしれません。)

 

そうした上でシンプルですが「どちらが好きか」

これに尽きると思うんです。性格的にどっちが向いてるとか合うとかもあるかもしれませんが、そもそも好きなところでないと続きませんよ。どちらが好きか判断出来ない・・・と言う学生さん。せっかく学生なんですから、もっともっと肌で感じてみましょう。もっともっと色々な保育園幼稚園で実習してみましょう。もちろん興味があるのなら施設や病棟などあらゆる場所に出向くといいと思います。

体験で得た自分の気持ちこそ、一番大事にすべきことではないでしょうか。

まずは自分の気持ちを確かめること!

◎就職先を決める時にすべきこと

自分を知り、自分の保育に対する考えを整理しよう

保育所保育士針・幼稚園教育要領に沿った保育をすることは当たり前なのですが、その中でも自分なりの保育観というものが誰しもあるはずなんです。自分に合う園を見つけるには自分を知ることが先決です。

自分がどういう性格なのか、どんな先生になりたいのか、どんな風に子どもと関わりたいのか。保育者としてどう在りたいのか。

これはあくまで自分のための自分把握です。文書にまとめる必要はありませんのでノートに書き出してみるといいですよ。まだ「保育観」なんて言葉では表せなくても「私はこんな風に保育したい」逆に「こんな保育はしたくない」そんな考えがまとまるといいと思います。

候補の園をいくつか選んでみよう

自宅からの距離、通いやすさ。外観の雰囲気などのざっくりした選び方でいいので候補を出してみましょう。

候補の園を理解しておこう 

これはわざわざ言うことでもないと思いますが、園の方針は事前にしっかりと理解しておくべきことです。就職した後で「園の方針が合わない」これは退職理由にならないことなんですよ。

また「園の方針」として言葉で打ち出されていなくても、園の子どもに対する在り方がどうなのかをしっかり把握しておきましょう。個々のペースに合わせたゆったりとした保育をしているのか、一斉型の保育が多く集団ペースの保育をしているのか。他にも行事の取り組み方であったり、日々の活動内容であったり。

特に私立幼稚園は独自の活動を入れている園も多いですね。そういうことをしっかり理解することです。

自分の保育に対する考え方を基準に就職希望の園を決めよう

「ここの園いいな」とざっくり思っていても、園の方針や活動内容が自分の考えと合わない場合は候補から外すべきです。自分の保育観と合わない中で保育をすることはとてもストレスを抱えます。保育所保育指針や幼稚園教育要領にのっとりあなたが正しかったとしても、園がしてきたやり方、その園の先輩方が築いてきたやり方を変えていくことは難しいことです。

「事前にわかってよかった」と気持ちを切り替え、他に自分の合う園を探しましょう。

給与や休みなどの雇用条件も踏まえて決めよう

どんなに自分の理想の保育をしている園であっても、実質休みが取れないとか給与はそれなりでも担任が自費でクラスのものを買わなければならないとか働き続ける上で無理のあるような園も困りますよね。

ボランティアに行くのではありません。有資格者として責任を持って職務を全うするために雇用条件との折り合いはしっかり考えるべきです。折り合いが悪ければ、あなた自身を壊すことにも繋がります。

希望園で実習してみよう

あなたが学生なら、学生としての立場を最大限利用すべきだと思います。実習園を希望する場合はその必要はないかもしれませんが、実習は園を知ることの出来る絶好の機会です。中でも就職のことを頭に据えて実習するときに注意してみるべきことは、「先生方の様子」です。

 

子どもにどう関わってますか?保護者にどう関わっていますか?

その姿はあなたの理想とするものですか?

先生達同士の雰囲気はどうですか?連携をうまく取り合い、笑顔でやりとりしていますか?

職員間の雰囲気が悪い園は人間関係で苦労するかもしれませんよ。逆にプライベートとの混同が著しいところも、仕事とのメリハリが出来ず大変かもしれません。

あなたへの指導の仕方はどうですか?

保育がうまい先生は後輩指導もうまいものです。頭ごなしに怒ってきたり、否定してきたというのは論外です。尊敬できる先輩の下であなたも学びたいですよね。

勤務時間通りに出勤退勤していますか?

早出の先生が最後まで残っていたり、毎日みんな残業している様子があったりする園は就職すればあなたもそうなるということですよ。

会議や園内研修の様子はどうですか?

機会があれば参加させてもらいましょう。中にはカタチばかりの会議で肝心のことは話していないなんて残念なところも正直あるんです。子どもや保護者、保育の共通理解のために会議は大切なはずです。また自己研鑽だけでなく職場で学びあう環境があることも重要なポイントです。

 

就職を踏まえるとこれまでの実習とはまた見る視点が変わってきますね。就活時期の学生さんには是非しっかり見て頂きたいポイントですよ。

◎転職について

転職の場合、新卒と違って事前に実習というのはなかなか難しいことと思います。ただ転職だからと言って妥協して就職先は決めるべきではありません。「雇ってくれるならどこでもいい」なんて捨て身にならず、必ず自分に合った園を探すことは諦めないで欲しいです。

 

また転職となると年齢的に自分の希望の働き方が出来るのか不安な方もいると思います。ご相談のように「正規職員として働けるのだろうか」など。

これは正直園によるところが多いです。正規採用に年齢制限を設けているところもあれば、そうでないところもあります。戦力として経験豊富な保育者を正規採用したい園もあります。諦めずに自分の希望の条件にあった園を探すべきです。

 

注意すべきは在職の園の去り方です。狭い世界ですし、小さな人を育む仕事です。あなたを採用するにあたり前園での働きぶりや評価を調べることもあります。「どうせ辞めるから!」なんて態度は子どもを預かっている以上あるまじきことです。最後まで責任を持って勤めましょうね。

◎大事なこと 

新卒だろうと中途だろうと雇う側がみるのは、あなたの人としての在り方ではないでしょうか。

 

実は少し前にこんなことがあったんです。

「保育士不足のはずなのに何度も採用落とされてます!なぜでしょう!」

と相談に来れれた方がいたのですが、こちらのアドバイスに耳を傾ける姿勢がなく「でも」「だって」の返答ばかり。相談を終え、こちらからのメールに返信はなく、当然感謝の姿勢もなく・・・。

私はこの方が採用に落ち続ける理由がわかった気がしました。(感謝されたかったわけではありませんよ。対、人としてのマナーを言ってます。)

 

人を育む仕事ですから。人としての在り方が何よりも大事だと思うんですよね。

人としての在り方。保育者としての在り方。

あなたも考えてみて下さい。

◎さいごに まとめ

私の転職エピソードも書こうと思ったのですが思いのほか長くなったので、またいつかの機会に書こうと思います。

私が書いたことのほかにも「ここ気をつけたほうがいいよ」「こんな方法がおすすめだよ」「私はこうでしたよ」というアドバイスがある方、是非ブログにコメントして欲しいです。就職や転職に悩む皆さんの糸口になると思うので。

 

このブログを読んだあなたが自分に合った園で働くことが出来ますように☆