うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

実習生におすすめ、挨拶プラス1の法則

◎うめ先生が保育所実習に行ったはなし

 

今日は私が保育学生時代に経験したこんな出来事から。

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幼稚園実習はすでに一度行っていましたが、保育所の雰囲気はまた違っていて少しびっくりしました。幼稚園に比べて一部屋にいる保育者の数がとても多いんですよね。(とくに乳児クラスは)

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これは保育所独特のシステムですが、職員が時差勤務の為に担任が揃うまでは他クラスの先生がカバーに入ってくれていて、来たばかりの実習生には誰が担任で誰がカバーなのか判断が難しいのです。

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そんな保育所特有の事情から初日に入ったクラスの担任の先生の把握がよく出来ておらず、遅出で出勤してきた先生がクラスの主担任(リーダー)だとわからなかったのです。

 

とっても怖い先生でした。これ以降もいっぱい怒られました。

 

ですがこの先生の最初の言葉から気が付いたことは、その後の実習すべてに活かすことが出来ましたのでみなさんにもシェアしたいと思います。

それは名付けて!!

「挨拶プラス1の法則」

 

◎挨拶プラス1って?

 

仰々しく名付けましたがタイトルそのままで、挨拶にプラスしてひとつ(ひとこと)添えるようにすると良い効果がありますよ、という意味です。

 

学校で受けた実習前指導でも挨拶については厳しく言われていると思いますが、正直挨拶ってみんな出来るんですよね。出来て当たり前なんです。

みんな出来る当たり前の挨拶だけど、工夫してひとこと添えると「お!この実習生しっかりしているな。」「やる気を感じるぞ。」と思ってもらえるんですね。

 

では、具体的にどんなプラス1を添えると良いのか。

一般的な挨拶であれば「おはようございます、今日は温かいですね」なんて天気のことなど添えると、ほのぼのとお互いいい気分になります。

ですが、実習生が指導保育者に「今日は風が冷たくて~」なんてお話するゆったりしたタイミングはないと思います。

 

実習生が指導保育者にする挨拶プラス1はやっぱり

「今日から○日間△△組さんに入ります、○○です。よろしくお願い致します。」

という、先生のクラスでお世話になりますよ、という言葉が最適だと思います。

 

指導保育者は事前に園長や主任から実習生が入ることは聞いていますが、数人の実習生を抱えることも珍しくありません。「どうせ知ってるでしょ?」なんて思わずに簡単に自分のことを伝えられるといいですね。

特に何年生なのかという情報を最初にもらえると助かります。1年生と2年生では経験に大きな差もありますし、指導保育者側もそれを目安に任せることを考えることが出来ます。

 

また、「今日絵本持って来ています!」や「ピアノ得意なので弾かせて下さい!」というアピールも嬉しいですし、「是非やってもらおう!」という気持ちになります。

もちろん得意分野だけではなく、「ピアノ苦手なんですがいっぱい練習したので機会があったら弾かせてもらえますか?」という正直な気持ちと頑張りも素敵だと思います。

 

そして挨拶プラス1を使うのは最初だけ、朝だけ、ということもありません。

「今日はありがとうございました。明日はもっと子どもたちと遊んでみようと思います!」

などと帰りに添えることも素敵です。但し臨機応変にしなければなりません。保育所では遅い時間まで保育をしています。挨拶をしたい先生が読み聞かせの最中だったり、子どもと何かをしていたり、というときに長々と挨拶をされては困ります。あくまでも臨機応変にして下さい。

 

いずれ入るクラスの先生に事前に挨拶しておくこともおすすめです。

「■■先生、来週先生のクラスに入りますのでよろしくお願い致します。」

こういった挨拶はクラスに入る日の朝にしなければならないというものでもありません。挨拶が出来るタイミングにしておくと指導保育者側も実習生の印象が残りますし、おすすめです。

 

◎どの先生が担任かわからないときは

 

これはまさに私が実習で経験したイラストのパターンですが、どの先生が担任なのか主担任なのかわからない状態でクラスに入ることは良くありません。

事前のオリエンテーションで先生方の紹介までしてもらえなかったとしても初日に入るクラスと担任の先生方については名前だけでも教えてもらうようにしましょう。

(当時の私はこれが出来ていなかったんですね。反省反省。)

 

名前だけでもわかっていればクラスに入るときに「○○先生はいらっしゃいますか?今日は何時ごろ出勤されるでしょうか?」と他の先生に尋ねることが出来ますし、大抵の園は事務所あたりに職員紹介ボードが写真付きで置いてあります。そういったボードを確認することもおすすめです。

 

一人前の保育者になるための指導をしてくれる先生です。

名前はしっかり覚えて、心から「よろしくお願いします。」と言いましょうね。

 

◎まとめ

この時の実習指導の先生は本当に厳しくて怖かったですし、最初にいきなりガツンと怒られたときは泣きそうなほどでした。(イラストの通り、頭の中はいい訳もたくさん浮かんでましたが笑)

指導の仕方に関しては正直「そんなに威圧しなくても~~~」と(今は)思いますが、この最初の指導があったからこそ他の実習がうまくいったのだと思うのです。

 

挨拶は大事です。

だけど出来て当たり前。

だからこそ工夫して「この実習生素敵だな!」と思ってもらえるようにすること、そうすることがその日から始まる実習をより円滑なものにしてくれますよ。

 

あなたらしい笑顔を添えて、挨拶プラス1、やってみて下さいね。

 

◎おまけ

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最近は減っていると思いたいのですが、実習指導が理に適っていない、理不尽でしかないというようなことも時々あります。

指導する者とされる者。当然される者の方が立場的に傷つくことが多いです。

そんな思いをしたあなたはこの記事を読んでみて下さいね。↓

www.hoikushiouen.com

 

逆に実習指導をする立場の先生はこちらの記事を↓

指導保育者としての在り方を見失わずにいたいですね。

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