うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

保育実習生の嘆きにお返事します!

昨日「保育実習生からのDM多くなってます~」と書いたのですが、実習前の相談だけではなく「実習行きましたが・・・」という嘆きのメッセージも多く来ています。

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少し前にInstaglamのストーリーズで、「実習が不安です」に対して私が「大丈夫!!実習先は地獄じゃないよ、可愛い子どもが待ってるよ」と書いたんです。

この「実習が不安です」というメッセージは以前から本当に多いんですよ。

 

そして、実習に行ってからのメッセージも多いのですが、そのほとんどが嘆きです。

先日は「いや、地獄でした。」という言葉もありました。

稀にそんなこともあるんですよね。実を言うと私も地獄のような実習も経験しています。(理不尽な指導にあたりました。)

 

届いた嘆きメッセージを読みながら、自分が学生だったときのことを思い出したり、私が指導保育士だったら!!なんて歯痒い気持ちになったり。

心配になったり、もらい泣きしそうになったりと、こっそり同じ気持ちでいます。

本当だったら「そうかそうか、そんなことがあったのか、でも頑張ったね~」と背中をさすってヨシヨシしてあげたいのですが、それは出来ないのでこの場でその嘆きメッセージにお答えすることにしました。

 

同じようなメッセージがたくさん来ているってことは、同じような思いをしている実習生が多いってことです。そのことを知って、頑張って欲しいと願っています。

 

そして少しでも「実習辛い~」の気持ちがなくなりますように、この記事に魔法をかけておきます!!

(ハイ、「魔法ってなんやねん!」なんて夢のないことを言うのはナシです。保育者は子どもたちと一緒に魔法使いになったりカエルになったり忍者になったりする技術が必要ですからね~♪)

 

◇「実習が不安です」

やはりこの言葉に触れないわけにはいかない気がしますね。

この言葉に「何が不安ですか?」なんて返事はナンセンスだと私は思っています。

そもそも不安とは根拠のないものです。わからないから、知らないから、やってないから、不安なのです。

その根拠のないものを「何が?」と探求し始めるのは、危険でしかありません。

そんなよくわからない不快な気持ち、見なくて結構!

私には不要です!と捨てちゃって下さい。

その代わりに「楽しみ探し」をしましょう。不安を捨てた分の余白が心に出来ています。その余白を楽しみなことで埋めるのです。

「いきなり子どもたちに大人気になるかも!」「初日からすごくほめられるかも!」

え?それも根拠のないことでは?と思いましたか?

そうですよ。でも同じ根拠のないことで思いをめぐらせるならポジティブなことの方がいいに決まっています。

自分で自分の機嫌を取るんですよ~♪

 

実習前の不安についてはこちらの記事もどうぞ→保育実習が不安なあなたへ

 

◇実習行ったら地獄でした・・・

何を地獄と思うのかは人それぞれなわけですが、私は理不尽な指導者にあたってしまうことが何よりの地獄ではないかと考えています。

指導が厳しくても、それが指導を受けてもっともなことであれば頑張れるものです。

ですが、指導者の言葉が無闇にキツイ、ため息をつかれる、わからないことを教えてくれない、意見を述べると(実習記録の内容や反省会の時など)馬鹿にされる・・・。

実はこれ私が経験したことです。

こういうのは正直指導ではなくハラスメントですよね。

でも立場的に飲み込むしかない。

これは本当に地獄だと思います。

もし実習先の指導が理不尽なものであったら、本当は無理に耐えることはないし、学校に相談したっていいんです。保育者として、というより人として許せないですね。

あなたが間違っているわけではないですからね。

自分を責めることだけはしないで下さい。

 

ちなみにそういった指導に対して私が乗り越えた方法はこちらの記事です保育実習先の先生の指導に傷ついたあなたへ

 

◇指導がとにかく厳しくて凹みます。

実習指導は保育者によって全然違います。指導する相手を励ましたり認めたりと気持ちを高めるのが上手な先生もいれば、四六時中張り付くようにそばにいて小言を言うように助言をする先生もいます。

だけどよく考えてみて下さい。その先生の指導はあなたの為であり、子どもたちの為ではないですか?

そうであれば先ほどの理不尽なケースよりずっと有難いことですよ。今は辛く思うかもしれませんが、必ず実りになります。「同じ指導を二度受けない」ということに留意して頑張ってみて下さい。

細かく厳しい指導をする先生は、それだけあなたを見ているということです。

「この先生こわい」と表面に騙されて、受け取るべきものを受け取れないことは避けましょう。厳しい指導もしっかりと受け止められたら、それは必ず成果に繋がります。

 

◇実習記録に6時間もかかります、みんなそうなの?

保育実習で何がしんどいかってその「実習記録」なんですよ。要領よく書くことが得意で短時間で書ける学生もいますが、ほとんどの方がそれくらいに多大な時間を費やしていると思います。

この実習記録の過酷さを問題提起している著名な先生方もいます。少しずつ改善に向かうといいなと私も思います。

実際就職後にそこまで過酷な書類仕事はないんです。保育案の作成や保育日誌も業務時間内に終えることが出来るように(普通は)なっています。

そんな就職後の実態もあり、体力も気も遣う保育学生こそ記録作成の負担を減らし、その分休息に当てるべきではないかという意見があるのです。

・・・が、まだ頑張って記録を書かなければならないのが実情です。実習メモを使って効率的に書けることを目指すしかないですね。

 

でもね、私は好きだったんですよ。学生さんが持ってくる実習記録をみることが。

こちらからの考察を書かせて頂くのも好きでした。

学生さんの保育(実習)、子どもへの姿勢がよくわかるし、学んだこともわかります。個人に応じた保育者になるために大切なヒントを伝えることが出来るものでもあります。実習記録は先生になる為の導きのひとつなんですよね。

そう思って丁寧に丁寧に添削して、言葉を残すようにしていました。

 

実習記録大変だと思うけど、指導する側もそんな風に心を込めてみているから、頑張ろう?

 

◇実習初日ですが大失敗しました。この実習諦めるべき?

諦めるってどういうこと?

もう頑張らないってこと?それとももう行かないの?

 

大失敗が何かはわからないけど、実習というのは「先生の練習」をするということなんです。本物の先生じゃないから、完璧を求めているわけではないんです。

いっぱい失敗して欲しいし、いっぱい「わからない」を見つけて欲しいんです。

そしてそこから学んで欲しい。

 

実習での評価というのは、「失敗をするしない」ではないです。

失敗したときにどう対応し、どう反省し、それをどう活かし、次につなげるか、なのです。

「失敗したからもういいや」と投げやりな態度になるのであれば、それは評価出来ないです。失敗したけどすぐに相談し対応が出来た、その後もしっかり頑張っている、という姿勢は評価に値すると思います。

 

初日に大失敗?

「最初の評価が低い分、上がる幅が大きいってことだ!」と前向きに頑張りましょう。

 

◇子どもを怪我させてしまいました。幸い軽いもので、先生方や保護者にも謝罪し対応はきちんと出来ました。が、先生方に嫌われたでしょうか?

失敗をしたときに「先生たちどう思っただろう?」「この学生最悪って思ったかな」「嫌われたかな」と不安になる学生さんが多いようです。

人間なので、最初から多少の相性みたいなものはあると思うんですけど、「失敗したから嫌い」とか「よく出来るから好き」とかは(普通)ないと思います。

 

怪我をさせてしまったケースですが、学生さんがその子どもの近くにいても、担任保育者の責任となります。先生方もそれはよくわかっています。対応がしっかりしていれば「怪我をさせたからあの学生はだめ」とはなりません。

ですが、「先生たちどう思っただろう」よりも怪我をした子どもへ思いを馳せることが出来る保育者であって欲しいです。

先生になってからも「怪我をさせたから園長先生に嫌われたかな~」と悩むのではなく「○○ちゃん大丈夫だったかな」と思える保育者でいたいですよね。

 

「対応がしっかりしていれば」と書きましたが、怪我したことを報告しなかったり、自分一人で対処しようしたりするのは言語道断です。

とにかくすぐに報告し、指示を仰ぎましょう。この場合、担任保育者でなくてもいいです。近くにいる保育者にすぐに報告しましょう。

また学校によっては怪我の場合、学校への報告の義務がありますね。マニュアルに従うようにして下さい。

 

そして、自分の不注意による怪我や事故はないようにくれぐれも気をつけて下さい。

子どもが自分で転んですりきずを負うのと、おんぶしている赤ちゃんがおでこを打つのでは、やはり心象が違います。

「怪我のないように、事故のないように」

保育者が一番心を削っている部分です。

 

対応はしっかり出来たかもしれませんが、翌日もう一度お詫びはした方がいいと思います。子どもや保護者の様子も担任保育者に尋ねましょう。

 

◇実習中です。うまくいかなくて心が折れそうです・・・

先ほども書きましたが、うまくいくことを求めていません!

大丈夫です!!

 

きっと疲れもあると思います。

疲れると心はネガティブに動きがちなんです。

「うまくいかなったこと」の考察は毎日の反省会と実習記録の記述中に振り返るくらいで大丈夫です。

それ以外はもう考えなくていい!!笑

 

記録書いたらサササっと明日の用意をしましょう。

ゆっくりお風呂に浸かって、好きな音楽でも聴いて、甘いものでも食べてサ。

21時にはもう寝ましょう!(え?さすがに早すぎる?笑)

いっぱい寝たら、心も身体も元気になります。

 

そして明日も、笑顔で元気に明るく行っといで♪

 

◇さいごに

みんな「不安」「辛い」「心が折れる」って言うけどさ、子どもたち可愛かったでしょう?

実習中にネガティブな思いが過ぎったら、子どもたちのこと考えるといいよ。

 

脅すつもりはないけど、働き出しても何やかんやあるよ。

「研修報告書溜まってる、そろそろ主任に怒られそう~」とか

「一緒に組んでる○○先生、最近機嫌悪いから嫌やな~」とか。

(例えば!ですけどね?)

でも、その何やかんやを先生たちがどんな風に乗り切ってると思う?

 

「○○ちゃん髪ばっさり切って来るって言ってたなー」

「△△くん受け入れの時、私がいないと泣くんよなー」

「■■ちゃんと一緒に給食食べる約束したなー」

うん。とりあえずあの子達に会いたいから行こう。

 

先生たち、そんな感じでやってます。

実習も同じでいいよ。

嫌なことばかり浮かんだら、子どもたちのこと考えてみて。

 

先生になるまであと少し!

頑張れ!頑張れ!!頑張れ!!!

一生、実習生なわけじゃない!

実習には終わりがある!

頑張れ!頑張れ!!頑張れ!!!

 

心から応援してるからね!

先生仲間になろうね!

 

 

 

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◎「保育実習生の嘆き」また新たなものが来たら書き加えるようにしますね。

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