追記有り)壁面環境アドバイス② 残念な貼り方はしないで!
壁面環境の作り方や貼り方(飾り方)って園によって、若干の特徴があるんです。
(6園で働いたからこそ感じるのですが)
他園の壁面環境を見て学ぶこともあります。
うさぎやくまが雪遊びをするとても可愛い作品だったのですが・・・
その貼り方を再現しますと、
こんな感じだったのです・・・。
画鋲で磔・・・
思わず漢字が貼り付けでなく、磔になっちゃいます。
子どもたちにとっては、壁面に貼る色画用紙で作ったどうぶつや人も「お友達」です。
「針で刺すのは可哀想!」と心を痛めてしまいます。
特に感受性が強い子どももいますから配慮しておきたい部分です。
(なーーんにも気にしない子もいますけどね。)
園の都合で画鋲しか使えない場合(テープだと壁が剥がれる、強風が当たる場所で画鋲でないと飾りが落ちる、など)
裏側に画鋲をつけるといいですよ。
画像で伝わるでしょうか?セロハンテープを使って裏側に画鋲を貼っています。(針でテープを貫通させています。)
テープと合わせることで画鋲が落ちる確率も減少します。
とは言っても、画鋲はやっぱり危ないです。
画鋲を使わずに済む場所なら使わない方が良いと思います。
(園の掲示物すべて画鋲を使わないという園も今は多いです。)
壁紙が剥がれる、壁の塗料が剥がれる、ということが心配であれば・・・
今や大人気の優れものマスキングテープがあります!
そうではなく、掲示物の外れやすさが心配な場合は粘着の強い布ガムテープなどがおすすめです。
テープ部分にOPPテープを貼っておくと外すときに、作品を傷付けずに済みます。
丁寧に保管をすれば再利用も出来ますね。
(このOPPテープを貼っておく技は、先ほどの裏側に画鋲を付けるケースでも使えますよ。)
余談ですが、どうしても画鋲を使う場合・・・
先ほどの方法のように裏側に画鋲を貼るときは、画鋲のヘッドの部分(手で押す部分)が平らでないと困りますが、園便りを貼るなど普通の使い方をする時はヘッドの部分が丸いものを使うといいですよ。
落ちたときに針が必ず下を向くので、少しは安全です。
貼り方を少し配慮するだけで、
子どもの心も、あなたの作品も守られますよ。
追記
「残念」「ひどい」という表現はその壁面環境を作、り飾った保育者へ発しているものではありません!!
印象であったり、そこに気が付かないことであったり、作ったものに傷が付くことであったり、そうせざるを得なかった環境であったり。
ケースはまちまちだと思いますが。
物事への評価の言葉を個人に向けているもの、自分に向けているものと捉えない方がいいですよ~。だれもあなたを否定していません。