保育教材 手袋人形「北風小僧」を作ってみた!
実は今なかなか色々忙しいんですよ・・・
な・の・に・・・ですね?
◎ひらめいた!
YouTubeのうめ先生チャンネルに「おおさむこさむ」というわらべ歌をアップしようと最近思っていたんです。
節分が終わり、暦の上ではもう春ですもんね。
暖かくなる前に紹介せねば!!と。
普通にわらべ歌を撮影するつもりだったんですけど・・・
イラストのように突然「そうだ!寒太郎つくろ!」とひらめいてしまったんです。
試験前に妙に部屋を片付けたくなるとか、普段は気にならない本棚の整理を始めちゃうとか経験ありますよね?
それどころではないときにこそひらめきが降りてくる・・・、こうなっては「誰も私を止められませんよ!!」と、早速自転車飛ばして保育士の味方「DAISO」へ。
材料を購入し、帰宅してからすぐに作り始めたのですが、製作にかかった時間は2時間ほど!
思ったより簡単だったので、みなさんにも作り方をシェアしたいと思います♪
◎遊び方
作り方の前にまずはどんなものを作ったのか、それを使ってどんな風に遊ぶのか実際にみて下さいね。
手袋人形「北風小僧」でわらべうた♪
◎材料
■カラー手袋(白)1枚 ※軍手でもいいと思います。
■糸(白)
■手芸用ボンド(詳細は後述します。)
■色画用紙(黄土色、黒、赤)
■毛糸 (赤)※細めのリボンや紐でもいいと思います。
■手芸わた
■ちりめん風はぎれ
■元々家にあったもの ■DAISOで買い足したもの
◎作り方
(製作時間 2時間)※参考にしてもらえるように失敗した部分も載せますね。
①カラー手袋の親指部分に寒太郎の頭部分になるわたを詰め、その下を糸で縛ります。
先にわたを適度な大きさに丸めてから詰めることで形がいびつになりません。
その下(首になる部分)を糸で縛ります。普通に結んでもいいと思うのですが、私は大きな並縫いをしてから絞るようにしました。
②体部分のわたを詰め、わたが出てこないよう下の部分を大きな並縫いをして留めます。
私は寒太郎を雪だるまのようなふくよかなフォルムにしたかったので、出来る限りのわたを詰めましたよ。
③毛糸を20センチくらいにカットし、真ん中のあたりを頭のてっぺんに縫い付ける。
笠の紐部分になりますが、ずれないように縫いました。
③毛糸が頭のてっぺんで固定出来たら、首の下で一回だけ結びます。
④一回だけ結んだ毛糸を首に縫い付けて固定します。
こうすることで、毛糸が顔の横からずれませんよ。
⑤毛糸を首のところでリボン結びにし、余分な長さをカットします。
リボン結びの前に縫い付けて固定したのは、白い糸が見えないようにするためです。
赤い糸を使うならリボン結びの後に縫い付けてもOKです。(④と⑤を逆に)
私は赤い糸を針に付け替えるのが面倒だったんです、、
⑥寒太郎のマント(?)を作ります。
こんなぴったりなはぎれが100円ショップに売ってるなんて感動しました。DAISOの後に手芸屋さんに寄るつもりでしたが行かずに済みました。
せっかくなので柄のある部分をカットします。はぎれの裏側を見えないようにするため、和にして使います。(半分にたたむということね)
私はアイロンを出すのがめんどうで(このフレーズ2回目ですが)、元々はぎれに折り目が付いてた箇所を使うことにしました。はぎれの半端な部分をカットすることになりましたがいいのいいの♪
和にしたときのサイズが 約11×5㎝でした。
ちなみにめんどうなので(3回目w)測ったわけではありません。適当にカットしたらそれくらいでした。
⑦周りがほつれてこないよう縫わなければなりません。アイロンをかけて縫いしろ部分を作ります。
結局アイロン使うんかーーーい!!!
と自分に突っ込みましたが使わないと縫いしろが作れませんでした、、、
ちりめん風の生地だから折るだけでは跡が付かないんですね。
縫いしろの幅も適当ですよ~。(こんなの測ってたら時間が掛かってしまうよ)
でも参考までに言いますと、たぶん5~7㎜くらいです。
和の部分が膨らまないように、和にした状態でもアイロンを当てました。
⑧縫いしろ部分を縫い合わせる。私はボンドも使って時短を!
サイドの縫いしろ(ボンドで貼るなら糊しろか?!)を手芸用ボンドで貼りあわせました。
手芸用ボンドといえば最近この「裁ほう上手」(コニシ株式会社)が使いやすくておすすめです。私は写真のチューブタイプを使っていますが、口が細いので使いやすいです。スティックタイプも売っていますよ。
サイドではない部分、辺の長い部分は大きめの並縫いにし、絞りました。
絞るために針と糸を使うので、この部分はボンドを使わないほうがいいですよ。
(使うと乾かす時間が必要になりますし、ボンドが乾いたら針が入り辛いかもしれませんね。)
⑨絞ったら、そのまま寒太郎の首の後ろに縫い付ける。
絞って玉止めし、新たな糸でそのマントを後ろに縫い付ける・・・でももちろんいいのですが、「玉止め、玉結び」の工程を一回分省きたい(めんどうなので!)ので、そのまま縫い付けましたよ。
⑩笠の試作をしまーす!(みなさんはこの工程省いてOKですよ~)
目の前に丁度良さそうな大きさの付箋があったので、試作をしました。
いきなり色画用紙を使うと失敗したらもったいないので、私は教材作りの試作をするときは必ず不要な紙や安価な紙を使います。(園での製作も必ずそうしましょうね!)
大きさ、形、ちょうどいいようですね。
ちなみに適当にコンパスで書いたこの丸、半径3センチでした!!
⑪色画用紙で笠を作ります。(⑩の工程を色画用紙で)
現役保育者のみなさんは画像でわかるかもしれません。
黄土色の色画用紙なのですが通常使う画用紙が手に入らず、これは東急ハンズで購入した少しお高め色画用紙なんです、、、
ちょっと素材が硬すぎるので、両面テープで合わせました。
(普通の色画用紙であれば糊で充分ですね、素材によって道具も工夫しましょう!)
⑫寒太郎の顔を作ります。
私が最初に用意したのはコレ!(買い置きしてたんですけど)
・・・というのも、寒太郎の顔って「NHKみんなのうた 北風小僧の寒太郎」のイメージが強くないですか?
↑これです。
あ、これは私が描いたんですけどね。この少し哀しい雰囲気の顔にしたい。
と思っちゃったんですね。最初は。
そうするには刺繍しかないのではないか!?と。
取り掛かったんですが・・・
え・・・
何なん、これ。
誰なん。。。
・・・・・・刺繍は却下。
糸はほどきました。
そういえば刺繍なんて今まで一度もしたことなかったや。
(脳内では出来る気がしてたけど難しいんやな、身の程を知りました。ゴメンナサイ)
ってことで、自分の得意な技で行こうじゃないか!!!
いでよ!
ハサミとピンセット!!
ハイ、こまかーーい。
でも刺繍よりは出来ます!!!
得意な方は、刺繍にしたりビーズ着けたりしてみて下さい。
私は色画用紙をちょきちょきして、先ほどのボンドで貼りました。
顔をつけたら笠もボンドで頭に固定して完成です。
寒太郎が下がり眉で哀し気なのは、寒いからかな~と思っています。
「おおさむこさむ」のわらべ歌でも「♪寒いといって泣いてきた~」って言ってますもんね?
それで少し哀しい顔にしました。あえて口はつけていません。
そして寒いから頬が赤いのかなと解釈しましたよ~。
ただこれは私の解釈なので、ご自分の思う寒太郎の顔を作って下さいね。
◎手袋人形「北風小僧の寒太郎」できあがり
◎まとめ
思った以上に簡単に短時間で作れました!
作る前は「作ってね~」とおすすめは出来ないかもな・・・と思っていましたが、これは「是非作ってみてね~」と言えるくらいに簡単です☆
(材料もDAISOで揃うしね。)
ところで、作り方の説明の中で私が何度も「めんどう」というワードを出しましたよね?それがなぜだかわかりますか?
「めんどう」「面倒くさい」
これは一瞬ネガティブワードに聞こえると思うんですけど、私は「チャンスワード」だと思っています。
「めんどうだな」と思ったら「どうしたらもっと簡単に出来るかな」という工夫を浮かべ、それこそがアイデアと繋がっていくのですから。
あなたも教材作りや製作準備などの業務中「めんどう」と感じたら、それをチャンスにして、効率よく出来る方法や時短になる方法を見つけ出してみて下さいね。
そ・し・て!!
針や糸を使うと途端に
「え、先生、手芸も出来るのー?すごい!!私はムリ!」
なんて言われるんです。
あ。
今回は刺繍の失敗を見せてるので、ばれていると思いますが・・・
決して手芸が得意なわけではありません。
全く出来ないこともないですが、家庭科で習った程度しかわからないですし、出来ないです。
でも今回みたいに「やってみる」ことはあります。
「なんちゃって出来る」くらいのものです。
よく見られたら縫い目は粗いし、玉結びも玉止めも、玉が何故か無駄にでかいです。笑
でも、いいじゃないですか?
自分が楽しく、子どもたちのための教材を作れたなら。
「苦手」「出来ない」「得意ではない」
と避けてしまったらもったいないですよ。
突然のひらめきで作った寒太郎ですが、とっても楽しく作業が出来ました。
そして寒太郎への愛が芽生えました(笑)
あなたもあなたの寒太郎、作ってみてね♪
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◎おねがい
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