うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

お題(テーマ)やコンセプトがないときの保育案の立て方

「今、実習真っ只中なのですが、助けてください!!」

という保育学生さんからのメールが数件。

  

みなさん同じことで頭を抱えていたので、他にもそういう先生がいるかもしれないなー

と、今回はそのことについて書きたいと思います。その悩みとは20180710031731 2018071003172920180710031730

・・・というもの。

これも保育実習あるあるだと思います。 

 

用意してきた手遊びも披露し尽くし、手作り教材も部分実習や一日実習でしてしまったし...何をしたらいいんだろう?

 「何かしていいよ、の何かって何したらいいんですかあああ?!!!」

  

では、お答えしましょう!

と言われて

「よかったー!やること決まった!あとはそれを準備するだけだーー!!」

・・・と思ったあなた。

  

「 あ ま い で す ! 」

  

あますぎます!

保育士(幼稚園教諭)になったら、毎日その「何か」の連続なのです。

こんなことで根をあげていてはいけません!

  

・・・と言っても、人には得意不得意があるもの。

先生の中には、そういうアイデアをうむことや企画することが苦手という方もいると思います。

  

そこで、私がお誕生会やお楽しみ会などでちょっとした「何か」をするとき、

つまり行事の保育案を立てるとき、その企画をどうやって立てるのかをお教えしたいと思います。

  

◎自分の頭の引き出しを開ける

紙とペンを持って、

連想ゲームのように思うことを思うままに書き出してみましょう。

(マインドマップといいます) 

 

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まず上のように先生にもらったお題だけ書きます。

そこから後は、思うままに書いていきます。 

 

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こうやって書き上げた結果、

  

もったいないばあさんに扮して、パネルシアターを交えながら、もったいないばあさんのお話をする。

最後にみんなで「もったいないばあさん音頭」を踊る。

  

という保育案が出来上がりました。

  

◎アイデアをかき集める

連想出来るほど、物事が浮かんできません~という方。

頭の中の引き出しは経験があればあるほど有利です。

 

ですが、シアターってエプロンとパネルしか知らないし、絵本も詳しくないし・・・

という方もいると思います。

  

そんな風に、紙を前にしても何も出てこない場合はじっとしていても何も浮かびません。今はたくさんの情報が溢れる社会です。

  

保育雑誌やTVの子ども番組。本屋さんの絵本コーナー。

 あらゆるものを開いて、吸収し、アイデアをかき集めましょう!

たくさんのアイデアがたまったら、さきほどのマインドマップをもう一度書いてみてください。

 

◎自分の得意を振り返る

情報の中からアイデアをひねり出すのもいいのですが、自分の得意を振り返るのもいいですね。

  

ピアノが得意な方はピアノを使った何かを考える。

歌が得意な方は、弾き語りを披露しちゃってもいいのだし、製作が好きな方は、ぱぱぱぱっと何か教材を作ればいんです。

劇団に入ってて演じるのが好き♪って方は先ほど案にあげたような一人芝居だっていいわけで、絵が得意な方は、大きな紙に絵描き歌でもいいんです。

  

あなたの得意はなんですか?

  

◎まず自分が楽しむ

 「何かしていいよ」という提案は漠然としていて困る、

「お題をくれ~」と思ったかもしれませんが、逆に考えれば、「何をしてもいい」のです!!こんなラッキーなことはありませんよ?

  

はぁ~何をしたらいいんだろう、ゆううつ~

  

という気持ちもわからなくはないのですがせっかくなので

 

よぉし!めっちゃおもしろいことしてやろ♪

  

と楽しみながら取り組みませんか?

あなたが楽しいと思いながら取り組んだことは絶対に子どもたちも楽しんでくれます。

 

 

私もかつて実習生に「何かしていいよ」と言ったことがありました。

 

実を言うと、そのときの実習の先生がもったいないばあさんに扮してパネルシアターも使いながら、お話をしてくれたのです。

  

4歳児クラスでした。

  

白髪のカツラをかぶって、めがねをかけて、背中を丸め保育室に入ってきた姿に

私は大爆笑でしたが

子どもたちは、「あのおばあさんがやってきた!!!」と大興奮。

  

何度も何度も読んだ絵本だったけど、それはそれは喜びました。

  

あまりの出来の良さに私は、園長先生、主任先生を呼びました!

そして、もったいないばあさんの一人芝居は翌日全園児の前ですることに。

  

とても楽しかったですが、何よりその先生が楽しんでいたからこそ、

これは大成功に終わったのではないでしょうか?

  

 

さぁ!

あなたは何をしましょうか?

楽しい報告を待っていますよ。

 

頑張ってね。