保育のことばかり考えない!
これまでに、私が子ども達と忍者になりきったり、野菜の行商をしたり、赤ちゃん人形を出産したりというお話をご紹介し、子ども達のためにおもしろい保育をしましょう!と提案してきました。
子ども達は(本当は大人も)おもしろいことが大好きですから、おもしろい保育を提供できるようになりたい!!と考えるのは保育士の誰もが同じだと思っています。
そして保育士といえば保育をするのが仕事!なわけですが、保育とひとくちに言っても子どもとの関わり以外の業務もたくさんあります。中でも書類業務は年間カリキュラムに始まり、月案、週案、保育記録、研修報告書、個人記録・・・。他にもまだまだありますね。
ついつい書類を溜めてしまう先生もいるものですが、出来れば期限より早くに提出し、サクサクと仕事はこなしていきたいですよね。
おもしろい保育を生み出したり、効率よく仕事をこなしたり。
そんな理想的な保育士の姿に憧れる!!!という方も多いと思うのですが、実はコレたったひとつのコツがあるんです。
何かわかりますか?
今日は発想力や効率性をUPさせるための、うめ先生流テクニックをお伝えしますね。
とても簡単なことです。それは、
保育のことばかり考えない!
ということ。
一生懸命なあまりに一つのことに打ち込み過ぎていませんか?
私は結構そういうタイプです・・・。(今回自戒の意を込めて書いています笑)
朝起きて「今日はどの手遊びしよう、どの絵本読もう」から始まり、午前中の保育を終え休憩時間もついつい仕事をしてしまったり、勤務時間を終えても何だかんだと仕事をしてしまったり。帰宅してからは「ちょっと調べ物~」と保育書籍を開く。
休日は休日で「今日は壁面環境作っちゃおう」に始まり、ついでに何か教材作って「あ、この教材に合う手遊び探そう」
なーーーんて保育にどっぷり浸かってしまう。
一生懸命で素晴らしい!と思いがちですが、このような仕事の仕方はおすすめ出来ません。逆に保育以外の楽しみを持つことで得られる効果があります。
1 視野が広がる
保育に没頭するばかりに保育のことだけ考えるよりも、自分の趣味に打ち込む時間や友人と過ごす時間を楽しむことで生まれる発想があります。
保育書籍からもインターネットからもたくさんの情報を得ることが出来るけど、自分の足で出掛け、自分が楽しさを体感し、そこで得た情報は写真や文章から知ったものとは違います。子どもへ伝える自分の熱量にも差が出ますよ。
現役保育士だったとき、色々な感触遊びをしたいと思ったんです。ちょうどこの時期ですね。自分の知識、本の知識でいうと、泥んこやボディペイティングなど色々あるわけですよ。スライムとかね。
でもなんだか新鮮味に欠けている。新しいことをしたい。楽しいことをしたい。けど思いつかない・・・。本を開いては閉じ、とやっていたんですけど、友達から「カラーランに参加しない?」とお誘いが。保育案は出来上がっていなかったわけですが参加することに。そして思いついたのが「粉遊び」
食紅で色をつけた粉で子ども達と楽しく遊びました。
家であのまま本開いたり閉じたりを繰り返していたら、あの日の粉遊びはなかっただろうなと思うんです。
2 時間の使い方がうまくなる
ひとつのことを際限なくだらだらとしていくよりも、プライベートや趣味の時間を織り交ぜて出来上がったスケジュールをこなしていくことは、時間使いを上達させます。
今は何をする時間なのかメリハリがあるからこそ、しなければならない仕事も効率よく取り掛かることが出来るのです。
「今日は一日個人記録を書いて過ごそう」と決めた日曜日。そんな日は、本当に一日かかって記録を書くんですね。
だけど「友達とランチをして映画を観る、帰宅して個人記録を書く」と決めた日曜日。書かなければならない記録量は同じなのに、短時間で書けているんですよ。
メリハリのある時間使いで集中力も格段にUPしますよ。
3 リフレッシュになる
ひとつのことを真剣に取り掛かるのは素晴らしいことです。ですがそれをずっと続けていたら、疲れますよ?そして飽きちゃいますよ?
「疲れたやーめよ」「飽きたからしばらくやーめよ」
とはいかないのが仕事です。そして保育は相手が人なので、半端なことは出来ません。
だからこそ、上手にリフレッシュをする必要があるんです。
4月から先生になった新人さんで、「今までは楽しいと思っていたのに、何だか急に楽しくなくてやる気がなくなってしまって・・・」という相談を下さる方がいます。
頑張りすぎて燃え尽きちゃったパターンが多いんですけど、休暇を取って仕事を忘れ楽しむことで、また心機一転頑張れるものなんですよ。
うまくリフレッシュしながら、仕事のパフォーマンスを落とさないことは社会人として出来なければならないことですね。
◎ 保育のことばかり考えない
おもしろい保育をどんどんひらめいたり、効率的に仕事をこなしたり、そんな素敵な保育士になるために必要なこと。それは以外にも保育のことばかり考えないこと!だったんですね。
ちょっと思い当たるな、という方は保育のことを考える以外の時間を大事にしてみましょう!きっとみえてくるものが変わりますよ。