うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

保育実習の反省会、ココを押さえて挑もう!

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実習中に避けて通れないもの、それは「反省会」です。

指導保育者の先生と向かい合って、自分の実習を振り返ったり、それに対して指導を受けることは緊張する時間でもあると思います。

ですが、自分の学びのためにとても大切な時間です。

今回はこの「反省会」の時間をより有意義なものにするためのポイントをお伝えしようと思います。

 

保育実習の反省会、

ココを押さえて挑もう!

 

◎今日の目標とそれに対しての振り返りを

反省会のときに、いきなり指導保育者からの指導や助言を伝えられることはないと思います。「まずご自分の反省をどうぞ」と促されるはずです。

それに対して「子どもたちと仲良くなれてよかった。」「子どもたちと遊べて楽しかった。」のような簡単な感想を述べて終わりにしないようにしましょう。それでは職場体験に来た中学生の感想と差異がありません。

あなたはそうではなく、保育者になる為に保育の勉強をしている保育学生です。

 

実習に挑むにあたり毎日の目標を立てていると思います。

それに対してどう行動したのか、その結果どうだったのか、その後どうしようと思うのか。また、その目標が達成出来なかった場合はなぜ出来なかったと思うのか、というように自分の目標を軸にすると反省が述べやすいと思います。

 

◎困ったことやわからないことはしっかり相談を

もちろんそのように自己解決出来ることばかりでないのが実習です。

解決出来ない困ったことや、保育者の言動で疑問に感じた点はしっかり相談しましょう!

 

「自分ではこんな意図を持って子どもにこんな風に言葉掛けをしたけれど、反応がなく、どう対応したらいいのか困ってしまった。こんなときはどうしたらいいのでしょうか。」

 

というように、子どもとの関わりで困ったことというのは、その子どものためにもすぐに対応した方が良い場合も多いです。指導保育者の指導を聞くことで自分の関わり方について解決出来るだけでなく、子どもの育ちのために報告すべきことでもあるのです。

 

また、保育者の言動で疑問に感じたこともしっかり尋ねましょう。保育者の言動の意図がわからなかったということは、保育者の援助や配慮がみえていないということです。

 

「Eちゃんを叱るとき、どうして廊下に行ったんですか?私は、他の子どもに叱る場面をみせないためにそうしたのかと考えたのですが、どうでしょうか?」

など具体的に聞けたら

「そうではなく、Eちゃんが自分の気持ちを言いやすい環境をつくためにみんなのいる場所から離れたんですよ」

「Eちゃんがパニックになっていたので、気持ちを落ち着ける為にみんなのいる場所から離れたんですよ」

と指導保育者も、その意図を伝えやすいですね。

それはそのまま保育者の援助であったり配慮であったりします。

 

このように解決できなかったこと、困ったことやわからなかったことを残さないことは実習記録を書く上でも役に立つと思います。

 

◎指導保育者への相談をためらわない

実習中に困ったことやわからないことがあるのは当たり前です。

大切なのはそれをうやむやにせず、その都度しっかりと解決しておくことです。

 

「そんなことも出来なかったの?そんなこともわからなかったの?」などと思う指導保育者はいません。(いないことを切に願う!!)

実習生を指導し育てるのも保育者の仕事のひとつですし、最初から完璧な保育学生なんていません。(いたら実習の必要なんてないもんね。)

 

時折、私の個別相談でこういった実習中の細かいことを相談してくる学生さんがいます。

「実習中にAちゃんがこうして、Bちゃんがこうなって・・・」など。

でもそれは私ではなく実習の指導保育者にこそ相談しなければならないことなんですよね。

そう伝えると

「相談し辛くて」「なんか言えなくて」

と返ってくるのですが、子どものことに関しては特に「相談し辛い」とか「言えなかった」とかそんな次元のことではないんです。相談しなければならないことですよ。

 

◎失敗したことばかりを述べるのが反省ではない!

反省というと自分の失敗点や疑問点だけを述べなければならないと思っている方がいますが、そんなことはありません。

自分の目標においてよかったと考察出来たことはそう伝えていいのです。

 

「Cちゃんが遊びに入りたそうにしていたけれどなかなか出来ないようだった。しばらく様子を見守ったけれど、行動出来ないようだったのでDちゃんがCちゃんに気付くよう言葉掛けをしたらDちゃんから遊びに誘う姿が見られた」

これも立派な反省です。

指導保育者から良い関わりだったと評価されることもあるでしょうし、もっと他の関わり方をアドバイスされるかもしれません。

 

また前日からの反省を活かした自己評価もいいと思います。

「昨日『もっと子どもと思いきり遊んで』と指導を受けたので、それを受けて今日は思いっきり遊んでみました。そうしたら自分も泥だらけになってしまい、転びそうになった子どもを助けたときに子どもも泥だらけにしてしまいました。」

前日の反省を踏まえて活動したことが指導保育者に伝わります。

 

◎指導保育者からの助言はしっかり飲み込もう

指導保育者からの助言は、自分では気が付かなかったようなこともあると思います。

指導を受けたことはしっかりメモし、帰宅後でいいのでそれについて考察してみましょう。

自分だけで振り返りをするのとはまた違った反省が出来るはずです。

そしてその助言を無駄にせず、さっそく活かしていきましょう。

 

◎まとめ

自己の考察が苦手な方や自分のことを伝えるのが苦手な方は特に、この「反省会」を苦手だと思ったり、指導保育者と向かい合う時間ということで緊張したり、怖いと感じたりするようです。

ですが反省会は、現役保育者と向かい合って話が出来る大切な学びの機会です。

緊張や恐怖は一旦横において、「学べるところはすべて学ぶ、吸収できるものはすべて吸収する」くらいの気持ちで挑みましょう!

 

せっかくの機会です。

あなたにとって有意義な時間になりますように☆

 

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