うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

新人研修期間アドバイス② 新人がテキパキと動く為のテクニック

新人保育士さんへのアドバイス第2弾です!

まずは私が新人研修期間の一番最初にお叱りを受けたことから・・・

 

研修期間は実習のように各クラスに入って保育をする園も多いと思うのですが、私が就職した幼稚園はクラスに入らず園の業務をする日もありました。

そんな日は空き保育室で、主任やOBの先生方と作り物などをするのです。

 

現場の仕事場面にわくわくする気持ちで参加していたのですが、

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作り物(送迎バスの案内表作り)に取り掛かろうとする前の一幕です。

主任が用意された画用紙を見てひとこと「原色ばかりね」と呟いた瞬間、

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「この色はやめましょう!」とか「何色にしましょう!」と結論が出る前に、その場にいた先輩教諭が一斉に立ち上がり一斉にダッシュ!

(実際はもう少し職員がいました。)

私は何が起こったか一瞬わからず、取り残されてしまいました。

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そして、主任に叱られました。

この園で一番最初に受けた洗礼(?)です。

「一番下なんだから一番に動きなさい!」

 

この日から何かと

「動きなさい」「動きが遅い」「気が利かない」「気を利かせろ」

と叱られる日々を歩むことになるのですが、当時の私は思っていました。

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新人だから動けと言われても、新人だからわからない!!!(困惑)

 

今の時代は

「新人だから動け」「一番下だから」「一番先に」

とは言われなくなってきているかもしれませんが、保育の仕事において「気が利くこと」や「機敏に動けること」は求められることが多いです。

 

そこで今回は

右も左もわからない新人が

テキパキと動く為のテクニック

をお伝えしたいと思います!

 

私の仕事ぶりは現場で「うめ先生テキパキしてるよね~」と言って頂けるのですが、実は最初からテキパキ動ける先生だったかと言うとそんなことはなく、冒頭のイラストの通りです。

 

同期の先生はご家庭でも「気が利くように」育てられたそうで、言われるまで気が付かない私はその点よく比較され叱られていました。

そんな私が機敏に動けるようになったのは他でもなく、この園に育てて頂いたおかげです。(もちろん当時はそんな前向きに受け止めていませんでしたが笑)

 

さて、叱られてばかりでは悔しい!と当時の私は考えて、同期や他の先生方をみて学んだテクニックをそのままお伝えしますね。

ただし園によって求められることに差異があること、そして子どものいる保育中のことではない(保育中はあくまで子どもが優先)ことをご了承下さい。

 

1先輩が走ったら一緒に走ってついていく

何をしにいくのか、何を取りにいくのか、考えている間に先輩は行動してしまいます。

なのでとにかく走ってついていくようにしていました。

ついていくうちに段々とその目的がわかるようになりますし、物の場所を覚えたり、器具や道具(機械など)使い方を覚えたり、行った先で物を持ったりと役に立つことも出来ます。

 

時に「画用紙取るだけだから来なくていいよ~」なんて言ってくれる優しい先輩もいましたが、「画用紙の場所を覚えたいので一緒に行きます!」と答えたり、「だったら私が行きます!」と先輩に代わったりするようにしていました。

(ちなみに私がいた園ではそんな優しい先輩の言葉を真に受けると別の先輩に「なんであなたが動かないの?」と厳しく叱られるようなところだったので、とにかく動くようにしていた・・・という背景もあります。)

 

最初のうちは本当に「ついていく」だけだったのが、いつのまにか自分の方が先に気が付き、動けるようになっていました。

 

2先輩の動きをよく見る

先輩の動きを見ていると、仕事の準備や片付けなど自分が代わりに出来ることがあります。先輩にしか出来ない業務を代わることは出来ませんが、誰にでも出来ることであれば率先して行いたいものです。

そしてこれが出来るようになると、園の仕事の流れも掴めるようになります。

 

【例、毎月の製作に関する話し合いの場面】

先輩の姿

園の保育雑誌を数冊持ってきて参考にしたり、他学年の製作内容をあらかじめ聞いてきて題材が被らないように配慮したりという姿が見られる。

話し合いながらも試作が出来るように、色画用紙や廃材をいくつか用意している。

次からは自分が用意出来るようにする。

・保育雑誌を数冊用意する。

・他学年(クラス)の製作内容を尋ねておく。

・試作に使えそうな物を用意しておく。

 

3覚えようとする姿勢で

「わからないから待っていよう」という受身ではいつまでたってもわからないままです。1の先輩保育者についていく・・・とも重複する部分ではありますが、わからないからこそ覚えたいという姿勢を持ちましょう。

「覚えたいから私にさせて下さい!教えて下さい!」

と言われて「覚えなくていいよ」なんて答える先輩はいません。

 

保育現場には保育現場特有の業務がたくさんあります。

コピー機はみなさん使えると思うのですが、輪転印刷機の使い方は特殊です。

紙用の裁断機も園によっては特殊な大きな物を置いていたりします。

消毒に使う薬剤の取り扱い方や保管の方法も園によって違いますし、保育用具に関してもそうですね。

今までの生活や保育実習の時には必要なかったことも覚えなければならないことがたくさん出てきます。

覚えたいという姿勢でいてください。

 

4わからないことは教えを請う

自分だけで覚えようとしても無理があります。

「わからないから教えて下さい」

「何をしたらいいか教えて下さい」

新人だからこそ発しやすい言葉です。

「もう一度教えて頂いてもいいですか?」

というのも許されます!!

 

一人で理解しようとせず、わからないことは素直に教えを請いましょう。

先輩保育者は誰でも教えてくれると思いますが、1年先に就職した先輩は同じように新人としての経験をしたばかりです。その園の新人としてのアドバイスをくれるでしょうし、色々と尋ねやすいのではないかと思います。

また新年度から一緒に組む先生は、あなたを育てる役割の先生です。

業務的なことだけでなく、子どものことや保育のこと、時に職場の人間関係についても相談しやすい関係になれるといいですね。

 

5手持ち無沙汰にならないようにする

これは保育実習ですでに培ったことではないかと思います。

何をしていいかわからずぼんやりしたり、立ち尽くしたり、ただ待っていたり、という状況は避けるようにしましょう。

どうしていいかわからない時は指示を仰いだり、自分なりに出来ることやすべきことを探して取り組むようにしましょう。

 

6メモをフル活用!

物の場所は使ううちにどんどん覚えるでしょうが、物事の手順などは記憶に残りにくいです。その時は覚えたつもりでも、意外と記憶に残っていないことだってあります。

新人期間は覚えることも多いので、しっかりメモすることをおすすめします。

 

ただし、メモすることに必死になりすぎないようにしましょう!

実際に使ってみる、やってみる、という手順を踏むことが大事です。

またメモしたことで満足してしまうことのないようにしましょう!

帰宅後メモを一度見返すだけでも記憶に残りやすくなりますよ。

 

◎まとめ

新人さんがテキパキ動けるためのテクニック・・・として、自分が新人時代や職場が新しくなった時に心掛けて来たことをまとめてみました。

 

とは言っても、園によって雰囲気やルール、新人保育者へ求められていることは違うと思います。

私が最初に就職した幼稚園は先輩後輩の上下関係がとても厳しく、何でも新人が一番に動くことが求められました。(ん~、時代もあるのかもしれません。笑)

先輩より先に行動する為に常に走っていた記憶があります。

 

しかし、おだ~やかな雰囲気の保育園で働いたときは新人さんがパタパタと動き回る様子はなく、それを求めていることもなく、それぞれの持ち味を大事にする園でした。

(先生方みなさん、おっとりしていたなぁ~)

 

あなたが勤める園がどんな園なのかはわかりませんが、一生懸命頑張るあなたを大事に思わない園はありません。

(あなたに園の一員になって欲しいから雇ったんですからね)

私がお伝えしたテクニックは活用出来そうな部分だけ活用して、あなたらしく研修に挑んでみて下さい。

 

応援してますよー☆

 

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