うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

新人保育士の壁② 先輩保育士との関係

最近届く相談メール、新人保育士さんからのものはどこか内容が似ていて、みんな同じことで悩んでいるんだなーと感じています。

  

例えば、こんな内容↓

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・・・ということで、今回は先輩との関係について書いていきたいと思います。

 

先輩の前で保育することが怖いんです。

これ、相談でいちばん多いんです。

「そろそろリーダーをしてみて」...と言われたものの、

普段から厳しい先輩や、注意を受けることの多い、怖いと思っている先輩。

そんな先輩方の前で保育をすると

「何かまた注意を受けるんじゃないか」

「保育にダメ出しをされるのではないか」

と緊張してしまう。(緊張というよりむしろ恐怖を感じる)

 

 そしてその緊張や恐怖から、失敗してしまうかもしれない・・・。

  

その気持ち、わかります。

でも!誰もが通る道です。

  

あなたが緊張し恐怖を感じながらする保育、子どもたちはどう感じるでしょう?

 

楽しいわけないですよね?

子どもにとっては、先生に新人もベテランもありません。

  

たとえ先輩が仏頂面で睨んで来ようとも、あなたは笑顔で元気に明るくハツラツとあなた自身が楽しんで保育をして下さい。

  

大丈夫です!

すぐに慣れます!!

  

先輩に相談したいけど。。。

相談したいけど、していいものかわからない。

相談するタイミングが難しい。

思い切って相談したら「自分で考えて」と言われた。

  

初めての環境にまだまだ右往左往。

わからないことや疑問に思ったことは相談しましょう。

聞くことは、恥ずかしいことや迷惑なことではありません。

  

「教えて頂いている」という姿勢を忘れずに、聞きましょう。

内容によってはメモを取るなどして、同じ事を何度も聞かないようにします。

また、お礼も忘れずに伝えましょう。

  

保育園では常に子どもがいるので、相談するにもタイミングが難しい...と感じる方もいるようですね。

 そんな時は、朝挨拶するときなどに

「今日ご相談があるので、お時間あるときに聞いて頂けますか?」

とあらかじめ伝えておくといいですよ。

  

そう伝えておくことで、先輩保育士の時間の空いたときに声を掛けてくれると思います。これは、主任先生や園長先生に相談するときも同じです。

 

 質問したら「自分で考えて」と言われた場合、これは少し自身を振り返ってみましょう。

 同じことばかり聞いていないか。

自己判断すべきことも聞いていないか。

  

冗談ではなく、

「私、いつ有休取ったらいいですか?」

なんて聞いてしまった新人さんも、中にはいます。

これは明らかに自分で判断することですよね。

  

また、実習生ではないのでいつもいつも

「私は何をしたらいいですか?」

と指示を待つ姿勢も間違っています。

先輩方の様子を見ながら、自分は何をすべきか少しずつ判断出来るようになりましょう。

  

逆に、子どものことや保護者のことは、何でも報告、連絡、相談をします。

  

先輩保育士をよくみる

ただ子どもをみる、だけが保育ではありません。

子どもをみている、その奥にはたくさんの援助や配慮が隠れています。

先輩保育士を見ながら、その行動にどんな意図があるのかしっかり学んでいきましょう。

  

素直な気持ちと謙虚な気持ちを忘れずに

先にも書きましたが、教えて頂くという立場を忘れずに。

  

このほうがいいと思ったのに!今しようとしてたのに!

  

と反論する気持ちが心にわいたとしても、まずは飲み込みましょう。

冷静に先輩の言葉の意図を考えましょう。

  

基本的には、

「教えて頂いてありがとうございます」

と応え、言われたことを行い、自身を正します。

  

先輩からの言葉が、注意されることや叱られるようなことであれば、それは先輩だって本当は言いたくないんです。

  

それを言って頂けたのは、あなたに成長して欲しいからです。

そのことに感謝してください。

  

先輩に明らかに理不尽に虐げられています・・・

相談の中にはときに痛ましく思うような内容もあります。

保育士はちいさな人を育む仕事ですから、先生と呼ばれる人はみんないい人であると思われがちですが残念なことに違います。

  

中には、後輩の成長を願って指導をするのではなく、明らかに理不尽な態度で虐げようとする人もいます。

  

本当に残念で悲しいことです。

そんな場合は、無理はしなくていいのです。

そのことをきちんと園長主任に、報告し相談して下さい。

  

「働き始めたばかりなのに弱音を吐いたと思われませんか?」

と聞いてきた先生がいましたが、そんなことは思いません。

大切な保育士の一人であるあなたが(保育士不足のこのご時勢に!!)

理不尽な目に合っていることを心配こそしても

「もう弱音吐いてるわ~だめね~」

なんて思いませんよ。

  

きっと対策を一緒に考えてくれるはずです。

勇気を出して、相談しましょう。

  

そして、あなたはそんな先輩保育士にはならないと誓ってください。

あなたの後輩には、そんな思いをさせないでください。

  

 新人保育士の先生へ

 

保育園や幼稚園の人間関係。

どこも何かしら問題があります。

6箇所の園で働いた上でそう思います。

  

強烈にどうしようもなく合わない先生もいましたし、どうして私がこんな目に合わされるんだろうというほど、ひどい仕打ちにあったこともあります。

  

でもね、その一方で

「この人に出会えてよかった!」

と公私において信頼する友人も出来ましたし、

「この先生が大好き!!」

と尊敬出来る先輩保育士や園長先生方との出会いもありました。

  

毎日明るく真摯に保育に励めば、必ず見てくれている人はいます。

 

だから新人保育士の先生たち、

明るく!笑顔で!元気に!ハツラツと!

がんばれ!!

 

 

心から応援しています。