うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

保育士と子どもの信頼関係はこう築こう!新人保育士の壁①

日々送られてくる新人保育士さんたちからの相談の多くは、このようなこと。

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絵本や手遊びをするときに、子どもたちが見てくれない。

危ないことを叱っても、何度も繰り返す。

食事の援助がうまくいかない。

子どもたちを集められない。 

 

先輩保育士を見ていたら、何とも簡単にそれらをやっている。

でも私は、子どもたちの安全を重視して「叱ってばかり」な先生になってしまう。

子どもたち、楽しくなさそう。

給食も先輩保育士とは好き嫌いせず何でも食べるのに、

私が援助しようとすると顔を背けるほど。

  

私、保育士向いてないんじゃないですかね?

  

と、このように悩んでいるみなさんの多いこと!

保育について悩むのは、それだけ一生懸命保育に取り組んでいるということですよ。

先生になってまだ2ヶ月。

先輩保育士のように出来ないのは当たり前なんです。

  

そして、まだたった2ヶ月の先生経験にも関わらず、

「私の保育って・・・」

「私と子どもたちの関係って・・・」

と自身の保育の姿勢を振り返ることが出来ている!

  

まずそれだけで

「あなたは立派に、保育士としての階段を上り始めていますね」

と私は、先生方を褒め称えたいですヨ! 

 

ですが、さらなるステップに上がるべく、これらの悩みを解決するヒントをお話ししますね。

  

せっかく読んでる絵本、子どもたちが見てくれない。

叱っても、危ないことを繰り返される。

食事の援助がうまくいかない。

子どもたちを集められない。

  

これらの悩みはどれも、

「子どもとの信頼関係が築けていないから起こっている」

という共通点があります。

  

同じ4月に担任になった者同士だとしても、先輩保育士はこの「子どもと信頼関係を築く」のが圧倒的にうまくて早いんです。

新人保育士と先輩保育士の、子どもとの関係において差が出てくるのは、そういった理由なんですね。

  

つまり、子どもたち一人一人としっかり信頼関係を築けると、先ほどの悩みは改善されると思います。

  

ここまで話すと、大抵の先生が

「・・・・信頼関係って、どうやって築いたらいいんですか?」

と絶望したかのように再び質問なさいます。

「そんなこともわからないなんて私、やっぱり先生としてだめですよね」

と。

  

新しい環境で先生として頑張り、ちょうど慣れてきたということで、週リーダーや新たな書類を任される、などたくさんの仕事をしている。

その中で、肝心の子どもたちとの関係がうまくいかない・・・

焦ってしまう気持ちはわかりますが、大丈夫です!

「保育士に向いていないかも」と落ち込むのはまだ早い!

頑張るあなたに、特別に伝授します!!!

  

うめ先生流、

子どもとの信頼関係の築き方

  

◎子どもへの気持ちをまず確認

 

保育士の基本の基本になりますが。

「先生、子どもは好きですか?」 

 

子どもが好きなだけではなれないのが保育士。

なれど、

子どもが好きでなければ、やっぱりなれないのが保育士。

  

子どもが好き?

子どもとの関係に躓いたらその度に、自分の心にもう一度問いましょう。

  

◎子どもに好きって気持ちを届ける

子どもに好きって伝えていますか?

あなたの気持ち、子どもに伝わっていますか? 

 

「そんなの言わなくてもわかるでしょ」

なんて、まだこの世に生まれて数年の小さな方たちにそんな遠まわしな愛情伝わりませんよ? 

 

「○○ちゃんだぁぁぁぁいすきっ!」

言葉でも伝えますし、抱っこしたり、抱きしめたりして、スキンシップをしっかり取り入れましょう。

  

あなたがしっかり、好きという気持ちが伝わるように関わると、子どもたちも気持ちを返してくれますよ。

  

※注意※  

いくら可愛くてたまらなくても、子どもへのキス、ほっぺにチュウは厳禁です。

保護者にしてみたら不快ですし、虫歯の菌など思わぬ菌を与えることになりかねません。

  

◎子どもの気持ちに真摯に寄り添い、関わる

相手が自分を好きって思ってくれても、自分の気持ちを大事にしてくれない人を

あなたは好きになれますか?

自分に置き換えたらわかりますよね。笑

  

好き嫌いダメ!食べなさい!と言われるより、

「嫌いだよね」

とわかって欲しいんですよ。

  

寝起きでまだぼんやりしてるのに、着替えて着替えてって言われたら、腹立ちますよ。

「ねむいよね~」

って共感して欲しいんですよ。 

 

「ごめんちょっと待ってね」

ってお話し中断されて、どこかへ行ったら、待ってますよ。待ちますよ。

「ごめんね、お待たせしました、お話しなぁに?」

って、戻ってきて欲しいんですよ。

  

真摯に子どもの気持ちに寄り添いましょう!

寄り添った上で、必要な関わりをしましょう。

  

◎子どもとたくさん一緒に遊ぶ

子どもは一緒に遊んでくれる人が大好きです。

  

「ふーん、それ楽しいんだね~、近くで見てるね~」

という先生より、子どもと一緒に走り回って、泥んこになって、笑い合える、そんな先生のほうが素敵ですよね。 

 

子どもたち一人一人としっかり遊ぶ。

遊ぶ中でしなければならない援助や配慮ももちろん考えつつ、

子どもとたくさんたくさん!楽しく遊びましょう。

  

◎自分が毎日の保育を楽しむ

子どもは、一緒にいる大人の気持ちをとても敏感に察知します。

先生の元気がなかったら、子どもも元気をなくします。

先生がイライラしていれば、子どもたちも荒れていきます。

  

あなた自身が毎日楽しくしていれば、子どもたちも楽しいのです。

  

落ち込んで元気のない人と明るく楽しい人。

あなたはどちらと一緒にいたいですか?

  

あなた自身が楽しくしていれば、子どもたちが不思議と寄ってきます。  

 

 

◎まとめ

信頼関係の構築って、言葉にすると難しくて身構えたかもしれませんね。

ですが、子どもとの信頼関係はこういったシンプルなことで作っていけるんです。

好きって思っているか、伝えているか。

  

先生になって2ヶ月。

子どもとの関係作りはまだまだ間に合います。 

 

さあ、さっそく明日の保育から子どもとの関わり方を変えていきましょう。

子どもの反応も変わってきますよ。

  

 

楽しみだね♪