うめ先生のブログ

「子どもを集める」のではなく「子どもが集まる」保育をしよう!

先輩保育士の言葉に傷付いたあなたへ  新人保育士の壁④

新人保育士さんからのご相談で最近多いなーと思うことがあるんです。

それはこのようなこと。

 

 

20180616080340 20180616080339 20180616080338 20180616080337

 

先輩保育士の言葉に打ちのめされて落ち込んでいる。

仕事終わりに泣いてしまうほど傷付いている。

 

 

 

うんうん。

そういうの私も新人のとき経験あるよ、あるある。

そかそか。

泣いちゃったか、辛かったね、がんばったね。

 

 

 

・・・と思いながらも、ふと思ったんです。

 

 

 

ねぇ、それ、落ち込むこと?

 

 

 

急に突き放しているわけではないので、安心してね。

冷静に一緒に振り返りたいので、

こういうことに思い当たる先生は、

まず昨日の記事を読んで、寝てください!!

しっかり睡眠を取ってから今日の記事を読んでくださいね。

 

 

 

さて、ここからはしっかり睡眠がとれて、

心と体に余裕が持てたら読んでください。

 

 

 

◎私の場合

 

私も新人の頃、そんな風に先輩の言葉に打ちのめされ、

落ち込み、帰り道に一人で泣いたものです。

 

 

 

ですが、

今その時の先輩の言葉を振り返ると、

 

 

 

え?

それ落ち込むこと??

 

 

と思わずにいられません。

なぜなら、先輩方の言葉はどれも私への助言。

アドバイスであり、教えであったからです。

 

 

 

当時はそれをわかっているようでわかっていなかったんですね。

先輩に何かを「言われる」という事実に傷付いていたんです。

そして自分が否定されているような気にもなっていました。

 

 

 

先輩方の言葉に傷付いたからこそ、

今でも言われた言葉の数々を鮮明に覚えていますが・・・

どの言葉も決して私を傷つけようとしたものではなく、

私を育てようとしての言葉だったと思います。

 

 

 

まぁ中には、

もっと違う言い方あるでしょ。(優しく言ってよ)

とか

もっと状況考えて言ってよ。(人前で言わないでよ)

とか

そんな思いが生じたものもありますが、

ここは反面教師として受け入れるとして、

言われた言葉の内容で私を否定するようなものはありませんでした。

 

 

 

◎あなたも振り返ってみて

 

先輩の言葉に傷付いたあなた。

私みたいに今、振り返ってみてください。

 

 

 

先輩の言葉のどこにあなたが傷付いたのか。

言われたという事実?

言われ方?

言われたときの状況?

その言葉の内容?

 

 

 

※この振り返りは、睡眠をしっかりとり、精神的に安定した状態で行ってくださいね。

睡眠不足や精神の不安定な状態で行うと、物事を後ろ向きに捉えやすくなってしまいます。

 

 

 

 

◎言われたという事実に傷付いた場合

 

もし、過去の私みたいに言われたという事実に傷付いたのだとしたら、

傷付く必要はありません!!!

それは傷付くだけ損ですよ!!!

 

 

 

「教えてもらえたラッキー!」

と前向きに明るく受け入れる練習をしましょう。

せっかく教えてもらったのに、くよくよしていたら、

段々と何も教えてもらえなくなりますよ?

そんなのいやですよね?

 

 

 

だから気持ちを切り替えて、明るく元気に、

「教えてくださってありがとうございます!」

と心から言いましょう。

 

 

 

◎言われ方や状況に傷付いた場合

 

先輩の言い方がきつくて傷付いたとか、

保護者の前で言われるなど、その状況に傷付いたという場合。

これは、反面教師にする案件です。

 

 

 

おかげで、あなたは後輩を指導するとき、そこに配慮出来る先生になれますね。

そのことを学ばせてもらえたんです。

 

 

 

「(嫌なことをして)教えてくださってありがとうございます!」

と、明るく元気に応えましょう。

これもあなたが傷付く必要はありません。

その先生はただの反面教師なのです。

 

 

 

◎先輩の言葉の内容に傷付いた場合 Ver.1

 

先輩の言葉の内容に傷付いたというあなた。

その言葉をよーく分析しましょう。

そこに教えはありませんでしたか?

 

 

 

その言葉が教えであり、あなたを育てるための言葉であったなら、

その傷は飲み込んで、しっかり受け入れましょう。

そして心から

「教えてくださってありがとうございます」

と応えましょう。

 

 

 

もし泣いてしまったり、その時はうまく受け入れられなかったりしたときは、

翌日でも構いません。

「昨日はありがとうございました」

と伝えましょう。

教える方も

「ちゃんと伝わったかな~」「わかってもらえたかな~」

と気に掛けているものです。

前向きに受け止めた姿勢をしっかりみせましょう。

 

 

 

◎先輩の言葉の内容に傷付いた場合  Ver.2

先輩の言葉に傷付いたというあなた。

その言葉の内容が明らかに教育的意図のない、

あなたを否定したいだけの悪質な言葉だった場合。

 

 

 

それはパワハラです。

こういう場合は一度だけでなく何度も何度もそういう状況になり、

あなたをどんどん追い込むことでしょう。

 

 

 

こういう場合は、

その先輩よりさらに上の立場の先輩や

園長先生や主任先生に直ちに相談しましょう。

 

 

 

間違えても、一人で我慢すべきではありません。

退職も辞さない勢いで相談すべきことだと私は思います。

 

 

 

◎先輩の気持ちを考えてみる

自己の振り返りが出来、あなたに余裕が出来たら、

先輩の気持ちも考えてみましょう。

 (パワハラの先輩の気持ちは除きます)

 

 

 

あなたのことをどうでもいいと思っていたら、何も教えてくれないと思いますよ。

あなたに成長して欲しい、あなたに色々教えたい、

そんな先輩の気持ちを察し、感謝する心を持てると素敵だと思います。

 

 

 

教える方も、良かれと思って言ったことで、

あなたがあまりに傷付いたら何も言いたくなくなります。

誰だって嫌われたくないですしね。

でも、嫌な役を買ってくれたんですよ。

 

 

 

感謝しましょう。

あなたもその立場になる日は近いですよ。

 

 

 

◎まとめ

いかがですか?

冷静に振り返ると見えてきたこともあるのでは?

 

 

 

傷付いてもいい、泣いたっていい。

でも、そこで終わりにしないで欲しい。

 

 

 

ひとしきり傷付いて泣いたら、

しっかり休息をとって、私みたいに、

 

え?

これ落ち込むこと?

 

と自分にまず突っ込んでみて下さい。

 

 

 

こういう振り返りがあなたの成長になるんです。

 

 

 

私が最後に勤めた保育園では、

新人保育士への指導にとても気を遣っていました。

 

 

 

保育士不足の世の中なのに、辞めてしまう先生が後をたたないからです。

パワハラのないように留意するのは当然の配慮だと思うんですけど、

「これは教えるべきことでは?」

というような事に関しても、まるで腫れ物に触るかのように

誰が言うか、どのように言うか・・・

と気を遣っていて、

私は何だか釈然としなかったんです。

 

 

 

指導される先生方も、そんな腫れ物扱いは嫌じゃないですか?

教えてもらうべきことは教えて欲しいと思いませんか?

 

 

 

受け止め方を間違えていつまでも落ち込んだり、拗ねたりすると、

本当に誰も何も教えくれなくなってしまいます。

 

 

 

「辞められるよりはいいわ」

そんな見捨てられ方をして欲しくないんです。

 

 

 

前向きに受け止めて、

一緒に素敵な先生になろう?